...名誉な瘤ではなかったのである...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...威勢のよい久米の人々が瘤大刀の石大刀でもつてそら今撃つがよいぞ...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...蓬亭は力瘤の這入つた左の腕をウンと突き出して右の手に石のやうに固く丸めた手拭を握つてしつ/\と洗つてゐたが...
高濱虚子 「俳諧師」
...「瘤(こぶ)」のペエソス...
太宰治 「風の便り」
...その脹脛に白い力瘤が入るのを知っている...
外村繁 「澪標」
...と言って慾タカリ婆をさんざんにハタいて瘤(こぶ)だらけにしてしまったとさ」オイセとチョウセオイセとチョウセ老女の昔話の一くさりが終ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...大いに力瘤を入れている...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...あれは左の耳に瘤(こぶ)があったはずですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そして熱瘤の出る一ヶ月くらゐ前から...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...ズイドウ虫や瘤穴の痕が夥しくて...
牧野信一 「鬼涙村」
...青物両市場の大問屋全部が懸命の力瘤(ちからこぶ)を入れた...
夢野久作 「近世快人伝」
...枝の痕がたがひちがひに瘤々になつてずつと上まで續いてゐる...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...南無八幡大菩薩さま!」言ったところで縁の下の力瘤(ちからこぶ)...
吉川英治 「剣難女難」
...彼の瘤(こぶ)のように厚い肩の肉を揉(も)んでいる...
吉川英治 「増長天王」
...ここから上は黒い剥き出しの岩の斜面で肋骨のような粗い瘤の付いた氷河が始まっていた――だが挑発的な立方体...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...力瘤(ちからこぶ)を入れた両腕の先に握っていた――多くの眼が輝いていた...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...それほど目の上のたん瘤だろうなどとは露知らず...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...愛鷹山は謂はゞ富士の裾野の一部にによつきりと隆起した瘤(こぶ)の樣なもので...
若山牧水 「樹木とその葉」
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