...そういう考え方をしているもの――つまり瘤を必要とするような状態のものもあるわけなんだ...
犬田卯 「瘤」
...他の村会議員――瘤派の連中は何々委員とか...
犬田卯 「瘤」
...瘤村長の噂はこの地方十里踏出してもまだ知れているんですからね...
犬田卯 「瘤」
...「その」と、押されたのを少し苦しみに感じながら、「耳たぶの瘤よ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ジヤマツケどころか、お爺さんは、いまは、この瘤を本當に、自分の可愛い孫のやうに思ひ、自分の孤獨を慰めてくれる唯一の相手として、朝起きて顏を洗ふ時にも、特別にていねいにこの瘤に清水をかけて洗ひ清めてゐるのである...
太宰治 「お伽草紙」
...「瘤(こぶ)」のペエソス...
太宰治 「風の便り」
...その他「瘤」の仲間にはマレイの gmbal, ロシアの gorb, ズールーの kuhan, ハンガリアの gomb, csom等である...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...それ全体が瘤のように円く膨らんで...
豊島与志雄 「楠の話」
...大いに力瘤を入れている...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...妙に力瘤(ちからこぶ)を入れます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...瘤みたいに同じ皮膚の下に背負い込んでいる...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...瘤は引っこんでしまって居った...
火野葦平 「糞尿譚」
...額に瘤のある男が意味ありげに言つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...つまり瘤付きである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...今一つのヒッポマネスは往々新産の駒の額に生えいる瘤(こぶ)で...
南方熊楠 「十二支考」
...私は決して」「おまえ額に瘤(こぶ)を出してるな」右衛門は眼を光らせて...
山本周五郎 「思い違い物語」
...あたまの後ろに瘤(こぶ)があるので独角龍と世間で異名(いみょう)されている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...全身を怒気に満ちた瘤(こぶ)にして再び呶鳴った...
吉川英治 「親鸞」
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