...瘤(こぶ)が一つ出来ただけだった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...狒退治(ひひたいぢ)や大蛇退治(おろちたいぢ)に力瘤を入れたり...
芥川龍之介 「僻見」
...瘤に赤い着物をきせろ...
犬田卯 「瘤」
...背中に小山の様な瘤(こぶ)があるのだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...眞實(ほんたう)に小額(こびたひ)の處(ところ)に雛鷄(ひよっこ)のお睾丸程(きんたまほど)の大(おほ)きな腫瘤(こぶ)が出來(でき)ましたぞや...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...鼻の端に雄の七面鳥のえらのような瘤をぶらぶら下げた赤ら顔の紳士が云った...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...また瘤(こぶ)である...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...その他「瘤」の仲間にはマレイの gmbal, ロシアの gorb, ズールーの kuhan, ハンガリアの gomb, csom等である...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...見苦しい瘤(こぶ)のようなものであり...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...極めて小さい瘤がところどころにある...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...おでこに瘤のようなしこりが出来...
久生十蘭 「だいこん」
...ズイドウ虫や瘤穴の痕が夥しくて...
牧野信一 「鬼涙村」
...爛々たる焔の上に自慢の力瘤をあぶつた...
牧野信一 「武者窓日記」
...家康が多年目の上の瘤(こぶ)のように思った小山の城が落ちたが...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...料理人が山羊の瘤胃の中に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...額に大きな瘤(こぶ)をだして...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...青物両市場の大問屋全部が懸命の力瘤(ちからこぶ)を入れた...
夢野久作 「近世快人伝」
...其(その)時あちらの隅の方に居た紳士で象皮(ざうひ)病か何かで頤(おとがひ)と喉とが瘤(こぶ)で繋がつた男が僕等の横を通つて帰つて行つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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