...やけどの瘡蓋を取り除くために手術を受けた...
...瘡蓋の下には傷口があった...
...瘡蓋ができる前に消毒しましょう...
...瘡蓋が跳ね飛び、傷口が再び開いた...
...瘡蓋を剥がすときは慎重に行いましょう...
...唇は変色した瘡蓋(かさぶた)が...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...山には瘡蓋(かさぶた)のやうな雪がちよつぴり残つてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...破れた着物の下には襯衣(シヤツ)があるが身体中の瘡蓋(かさぶた)のつぶれから出る血や膿(うみ)にところどころ堅く皮膚にくつついてゐた...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...瘡蓋(かさぶた)が落ちるようになり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...猩紅熱は恢復期(かいふくき)に這入って瘡蓋が盛に脱落する時が最も伝染し易いのである...
谷崎潤一郎 「細雪」
...瘡蓋を剥(は)がしては面白がっていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...瘡蓋の端を摘まんで引き剥がすと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その瘡蓋を拾い集めて手の中へ入れて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...瘡蓋(かさぶた)も体じゅう殆(ほとん)ど剥(は)がれて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...どうかするとその内の一つ二つの瘡蓋(かさぶた)がはがれて大きな穴が明き...
寺田寅彦 「自由画稿」
...頭が瘡蓋(かさぶた)だらけでお釈迦様のようになり...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...私は身体ぢゆうのふきでものを痒がつて夜も昼もおちおち眠らないもので糠袋へ小豆を包んで母と伯母とがかはるがはる瘡蓋(かさぶた)のうへをたたいてくれると小鼻をひこつかせてさも気もちよささうにしたといふ...
中勘助 「銀の匙」
...漲る瘡蓋(かさぶた)模様のやうに...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...アルコールに麻痺させた資本家共の瘡蓋(さうがい)だらけの良心には...
葉山嘉樹 「工場の窓より」
...瘡蓋だらけの醜い背中が露出された...
原民喜 「壊滅の序曲」
...瘡蓋(かさぶた)だらけの醜い背中が露出された...
原民喜 「壊滅の序曲」
...頭はぞっとするような吹出物と瘡蓋(クルート)に蔽われ...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...下の方の小部屋のいくつかと通廊には古代の瘡蓋のように砂埃がある程度だった一方...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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