...瘠我慢で戸田と二人でとうとう呑みほした...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...それからしかし彼の財布が少し瘠せて來た...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...瘠(や)せたブロンヂンの...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...病院服(びやうゐんふく)を着(き)てゐる瘠(や)せた患者等(くわんじやら)が通(とほ)つたり...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...わたしはある瘠せたニムロデ〔創世記に出ている猟師〕で...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...瘠せた額の筋がいら/\と怒張してゐる...
高濱虚子 「俳諧師」
...瘠せた婆さんが顔を出した...
田中貢太郎 「蕎麦餅」
...「お久しぶりですね」おひろは瘠(や)せた膝をして...
徳田秋声 「挿話」
...瘠形(やさがた)のすらりとしおらしき人品(ひとがら)...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...折から一段と脊の高い瘠せた茎の頂から...
中沢臨川 「愛は、力は土より」
...先生の顔は蒼(あお)い点において瘠(や)せた点において自分と同様である...
夏目漱石 「野分」
...今でもげっそりとして瘠(や)せてしまう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...どこを風見の鷄(とり)が見てゐるのか冬の日のごろごろとる瘠地の丘で もろこしの葉つぱが吹かれてゐる...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...また瘠せるんじゃないんですか...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...毛のない瘠せ脛でチャブ台をひっ挾み...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...平生の国交際においても瘠我慢の一義は決してこれを忘るべからず...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...その東側から登りかけて居る糸瓜(へちま)は十本ほどのやつが皆瘠(や)せてしもうて...
正岡子規 「九月十四日の朝」
...それを苦にした母親が瘠せ細って死ぬる...
夢野久作 「近世快人伝」
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