...「戸沢(とざわ)さんは何だって云うんです?」「やっぱり十二指腸の潰瘍(かいよう)だそうだ...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...少なくとも稽留熱(continued fever)の1つである小腸に潰瘍のある腸チフス(typhoid fever)もまたコレラと同じように蔓延する多くの事実がある...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...父が先月末に胃潰瘍(いかいよう)でなくなったこと...
太宰治 「人間失格」
...その後間もなく自分は胃潰瘍(いかいよう)にかかって職を休んで引籠ってしまったので...
寺田寅彦 「埋もれた漱石伝記資料」
...病名は「上顎腫瘍」である...
外村繁 「落日の光景」
...奥さんも上顎腫瘍なんですか」「ああ...
外村繁 「落日の光景」
...――胴全体が大きいお尻を、動かし、緊張(ひきし)め、肛門の、潰瘍は、見苦しくも美しい...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...丁度この時代は先生が胃潰瘍の大患から恢復されて...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...三年越しの胃潰瘍が遂に破局に近い状態にまで来たのであった...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...きっと潰瘍(かいよう)になるんだ...
夏目漱石 「行人」
...「まだ容易に旅行などはできないでしょうか」「潰瘍(かいよう)になると危険でしょうか」「こうやって思い切って入院した方が...
夏目漱石 「行人」
...15種類の潰瘍...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...腫瘍のふぐり玉を切取る技は...
久生十蘭 「玉取物語」
...しかし他の場合には穴をあけてから進行が停止し浸潤や潰瘍が癒えて...
北條民雄 「続癩院記録」
...」「おじさまの胃潰瘍だってあたいが入って行って...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...まず熱病や腫瘍の名前...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この胃潰瘍が癌(がん)になっているかいないかを調べる目的でX光線(レントゲン)にかかって...
夢野久作 「冥土行進曲」
...肺腫瘍との診断にて...
吉川英治 「年譜」
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