...そのときあの左肋骨(ろっこつ)下の潰瘍(かいよう)を発見したのだった...
海野十三 「柿色の紙風船」
...喀血なら肺、吐血なら胃、潰瘍か、癌でしょうね...
外村繁 「日を愛しむ」
...病名は「上顎腫瘍」である...
外村繁 「落日の光景」
...結局胃潰瘍、十二指腸潰瘍、乾性腹膜炎、慢性盲腸と、四つの診断が下され、やれやれということになっていた...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...丁度この時代は先生が胃潰瘍の大患から恢復されて...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...潰瘍という言葉はその折自分の頭に何らの印象も与えなかったが...
夏目漱石 「行人」
...殘る一人は胃潰瘍(ゐくわいやう)であつた...
夏目漱石 「變な音」
...膿瘍の疑あり...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...大彎部及び体部に滲透性潰瘍...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...胃潰瘍が再發したんですの...
正宗白鳥 「見學」
...瘍(かさ)が背中に出来た由です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...右の腹に刀を刺された夢を度々見た跡で肝膿瘍が知れ...
森鴎外 「夢」
...フェレスのイアソンは胸部の膿瘍(のうよう)のために医者から見放されたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(b)不徳は肉の中の潰瘍(かいよう)のように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこに腫瘍(しゅよう)ができていました」「ほほう」私は興味をもって訊ねた...
山川方夫 「博士の目」
...肺腫瘍との診断にて...
吉川英治 「年譜」
...持病の胃潰瘍のほか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...潰瘍症状も、喘息も、慢性なので、かかりつけの医師も何ら警告はしていなかった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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