...昭和九年私の父が胃潰瘍(いかいよう)で大学病院に入院...
高村光太郎 「智恵子抄」
...ひょっとすると肝臓膿瘍(のうよう)を起しているのではあるまいか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その後間もなく自分は胃潰瘍(いかいよう)にかかって職を休んで引籠ってしまったので...
寺田寅彦 「埋もれた漱石伝記資料」
...それから三十余年後に自分が胃潰瘍(いかいよう)にかかって床についていたときに...
寺田寅彦 「柿の種」
...持病は胃潰瘍(いかいよう)である...
寺田寅彦 「年賀状」
...瘍医を広東へ渡し療治を施させ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...どんな膿(うみ)だらけの腫瘍(しゅよう)も...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...妻の病名が「乳腺腫瘍」であるところからすれば...
外村繁 「落日の光景」
...先生は例の胃潰瘍(いかいよう)の大出血後ずっと学校を休んでおられて...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...潰瘍という言葉はその折自分の頭に何らの印象も与えなかったが...
夏目漱石 「行人」
...潰瘍の治療において...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...皮膚と性器の病気(乳腺の炎症と腫瘍)...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...表面的な膿瘍は切開で治療するが...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...精系に進入して悪性腫瘍に転位するもの故...
久生十蘭 「玉取物語」
...瘍(かさ)が背中に出来た由です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...生理的腫瘍(しゅよう)...
森鴎外 「カズイスチカ」
...膿瘍はつぶれて全快した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おたねが婦人科に属する腫瘍(しゅよう)を手術するために...
山本周五郎 「季節のない街」
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