...「瘍家大成(ようかたいせい)」...
石原純 「杉田玄白」
...父が先月末に胃潰瘍(いかいよう)でなくなったこと...
太宰治 「人間失格」
...別れ方があっけなかったもんですから……』『何うしたんです?』『胃潰瘍で...
田山花袋 「日本橋附近」
...瘍(よう)を病み...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...妻の病名が「乳腺腫瘍」であるところからすれば...
外村繁 「落日の光景」
...この病院には上顎腫瘍の方は多いようです」妻がコバルトをかけ終り...
外村繁 「落日の光景」
...ギリシャの赤裸とヘブライの潰瘍(かいよう)とガスコーニュの悪謔(あくぎゃく)とを結合している...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一キロ内外の距離にあって、多くは家の中などにいてなんの創傷も受けず、その後軽い下痢くらいはあったが、元気で他の人の看護や焼け跡整理に立ち働いていた人々が、全身倦怠、皮膚蒼白の前駆症をもって発病し、体温は四〇度以上に上昇し、そのまま稽留し、口内炎を起こし、歯齦潰瘍ができ、後それは壊死し、咽頭義膜、潰瘍性扁桃腺炎を惹起し、飲食不能となる...
永井隆 「長崎の鐘」
...――胴全体が大きいお尻を、動かし、緊張(ひきし)め、肛門の、潰瘍は、見苦しくも美しい...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...殘る一人は胃潰瘍(ゐくわいやう)であつた...
夏目漱石 「變な音」
...潰瘍(くわいやう)の人は段々惡くなつた...
夏目漱石 「變な音」
...実際の焼灼は慢性潰瘍のときに行われる...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...精系に進入して悪性腫瘍に転位するもの故...
久生十蘭 「玉取物語」
...膿瘍の疑あり...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...友田は持病の胃潰瘍(いかいよう)手術のため...
火野葦平 「花と龍」
...勿論結節型で高度の潰瘍に顔面は糜爛(びらん)し...
北條民雄 「続癩院記録」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...皮膚が潰瘍(かいよう)する許(ばかり)か...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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