...彼は痴鈍で、何度教えても理解しない...
...痴鈍な頭脳を持っているが、体力には自信がある...
...痴鈍な反応を示し、周りから笑われた...
...知識が豊富でも、痴鈍だと伝えることができない...
...痴鈍な性格のため、新しいことに挑戦するのが苦手だ...
...このようなところで身体の虚弱な精神の痴鈍な...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...貧苦のために痴鈍になったとはいうものの...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
...痴鈍なるインテリ大衆や人民大衆に反抗する...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...あれは古風で少し痴鈍なところのある男だが...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...被告の痴鈍を示すものではなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...少し神経痴鈍な女の子でしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...痴鈍な自分の頭脳(あたま)を振って...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかに痴鈍(ちどん)な僕といえども...
夏目漱石 「明暗」
...屠殺の凄惨な印象のお蔭でみな異様な痴鈍状態におちいり...
久生十蘭 「海難記」
...痴鈍(ちどん)なものとなつて返つて來るのだと分つたときにも...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...だが鈍重で痴鈍(ちどん)で感じの鈍(にぶ)い...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...痴鈍な私は幾多の迷路を迂回して今頃ようやく祖国の上に熱愛を捧(ささ)げる一人の日本人となった...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...親鸞の教義を味解(みかい)してというよりも――親鸞自身が告白している死ぬまで愚痴鈍根(ぐちどんこん)のたちきれない人間として彼が――直ちに好きだったのである...
吉川英治 「親鸞」
...痴鈍(ちどん)な童...
吉川英治 「平の将門」
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