...何時赤痢が取つゝくかと思ふと...
有島武郎 「お末の死」
...蟇口の下痢にお気つかず...
石井研堂 「釣好隠居の懺悔」
...赤痢だと言ふので...
石川啄木 「赤痢」
...しかしちょうどこれと同じ下痢にかつて千葉で半年間いじめられたのだ...
大杉栄 「獄中消息」
...はげしい赤痢にかゝつたあとで...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...下痢で弱つた、酒のためか、寝冷のためか、それとも麦飯のためか、とにかく腹工合も悪いし、懐工合はなほさらよくないし、節食断酒の好機である、しばらくさうしよう...
種田山頭火 「其中日記」
...中年の頃赤痢にかかってから不断(ふだん)腸の工合が悪かった...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...下痢してしまったような...
中井正一 「美学入門」
...下痢...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...浦上を通過しただけで下痢を起こすという話さえあった...
永井隆 「長崎の鐘」
...脅迫私はひどい下痢に悩まされながら...
原民喜 「小さな村」
...息子が赤痢でとても今苦しんでいるから...
原民喜 「廃墟から」
...「そんな物を食べると赤痢になるぜ...
正宗白鳥 「避病院」
...十二日からひどく下痢をはじめて十三日一杯えらい目を見て今日はどうやらフラフラおきている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...オヤオヤこの子が下痢(げり)するよ...
村井弦斎 「食道楽」
...健康な人々が外部的な事故*にあって急に嘔吐や下痢をもよおし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...水のような下痢が止らず...
山本周五郎 「つばくろ」
...私が八歳の時に疫痢(えきり)で死んだ...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
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