...評判娘のお澄といふのが一昨年(おととし)赤痢で亡くなつてから...
石川啄木 「天鵞絨」
...まず七月早々あの不順な気候にあてられて恐ろしい下痢をやった...
大杉栄 「獄中消息」
...もし熱病や赤痢を嗅げる処があるとするなら...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...4日のあいだ下痢に悩んでいた...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...身体が弱くてジフテリヤや赤痢で二三度昏絶(こんぜつ)致しました...
太宰治 「虚構の春」
...実はこいさんが悪性の赤痢にかかり目下重態になっていますに付...
谷崎潤一郎 「細雪」
...疫痢(えきり)という噂(うわさ)が立って...
壺井栄 「二十四の瞳」
...赤痢(せきり)、窒扶斯(ちぶす)で草葺の避病院が一ぱいになる年がある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...下痢...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...赤痢にたいして数多くの薬剤が推奨されている...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...下痢に苦い収斂性の物質...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...下痢(げり)を催さしたと考えられないこともありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...胃が働かなければ食物が吸収されないから滋養分も脂肪分も身体へ入らんで腹の中を素通りして下痢を起します...
村井弦斎 「食道楽」
...赤痢は腹くだしだし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...赤痢(せきり)とかいう流行病の病源地と認められる事があるので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...前の日から下痢(げり)を起していた...
吉川英治 「上杉謙信」
...八月頃より痢病にかかり...
和辻哲郎 「鎖国」
...するとその騒ぎで自分の痢病は止まってしまった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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