...華厳(けごん)の滝が涸(か)れたところで、私は格別、痛嘆しない...
太宰治 「もの思う葦」
...吾人の平素痛嘆する所なるが...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...痛嘆すべきこの二つの歴史は...
永井荷風 「海洋の旅」
...いかに痛嘆しておられたかは...
永井荷風 「西瓜」
...ピエール・ロチは欧洲人が多年土耳古を敵視し絶えずその領土を蚕食(さんしょく)しつつある事を痛嘆して『苦悩する土耳古』と題する一書を著(あらわ)し悲痛の辞を連ねている...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...ドゥ・レセップ氏は痛嘆して曰く...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...おれの才は、ついに孔明に及ばないか」と、痛嘆した...
吉川英治 「三国志」
...いや、罪九族にも及ぶだろう」と、痛嘆した...
吉川英治 「三国志」
...痛嘆を嚥(の)んでいるものの如く...
吉川英治 「三国志」
...機微の妙を知らないような大将と共に城を同じゅうするとは、何たる武運の尽きか、と痛嘆した...
吉川英治 「三国志」
...彼が天を仰いで痛嘆したとき...
吉川英治 「三国志」
...痛嘆を禁じえない...
吉川英治 「私本太平記」
...痛嘆しているものだった...
吉川英治 「私本太平記」
...かれがもらした痛嘆(つうたん)のおわるかおわらぬうち...
吉川英治 「神州天馬侠」
...……こんどの御陣に限って」軍目附(いくさめつけ)の鳥居忠広(とりいただひろ)は、陣地で出会った石川数正をとらえて、痛嘆していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...痛嘆せずにおられません」「筑前筑前」信長は気に入らない顔を示して...
吉川英治 「新書太閤記」
...「ぜひもない!」痛嘆はしたが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...オ、首尾よく、安道全先生のお供をして来なすったね」聞くと、張順の後ろにいた旅姿の安(あん)先生は、首を振り振り、痛嘆した...
吉川英治 「新・水滸伝」
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