...腿(もも)の傷が痛まないように...
芥川龍之介 「偸盗」
...ごりごりした顎髯にも痛まない程掌面(てのひら)は硬(こは)いらしかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...本家の腹は痛まない筈であるけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...どうか痛まないやうに...
種田山頭火 「其中日記」
...べつにどこも痛まないくせに...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かき」
...これらの松の針葉はあの塩風にもまれてもちっとも痛まないばかりかかえってこの嵐に会って塵埃(じんあい)を洗い落とされでもしたのか...
寺田寅彦 「柿の種」
...懷が痛まなくて良い」「懷の痛まないことは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...氣持は? 傷はもう痛まないのか」平次が訊くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それで胸が痛まないのか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...肝臓も痛まない! 薬局が薦めてくれた錠剤は素晴らしい...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...もう痛まないらしかつた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...それで二人の心が痛まないのは高潔で誠実な商売をしている振りをしているからで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...心が痛まないか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...もう痛まないだけでも大助かりです...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...特に腰の痛まないこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...君の腕はその後? もう痛まないかね?清水 ……(表情も動かさぬ)柴田 胸にも...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...それがトテも猛烈なものでよく膝が痛まないものだと思ううちにシテの出になる...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...痛むか痛まないか様子を御覧になって...
夢野久作 「一足お先に」
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