...痘痕を残さずに治療する方法を調べている...
...彼女の美肌には一つの痘痕もなかった...
...痘痕は治ったけど、まだまだシミが残っている...
...痘痕だらけの肌を見たくないので日焼け止めを使うようにしている...
...痘痕の治療には時間がかかることが多い...
...満面の痘痕を蠢(うごめ)かして...
泉鏡花 「婦系図」
...道学者はアッと痘痕...
泉鏡花 「婦系図」
...夏蜜柑のやうな痘痕面(あばたづら)をした少将の後には...
薄田泣菫 「手品師と蕃山」
...痘痕のある支那人らしい支那人...
種田山頭火 「行乞記」
...ぽつぽつ痘痕(あばた)のような穴のあるお袋の顔が...
徳田秋声 「足迹」
...あの男には痘痕(あばた)があったっけ! ですがなんだってまたあなたは……...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...痘痕(あばた)のある無髯(むぜん)の顔...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...上に鉄無地(てつむじ)の半合羽(はんがっぱ)を着て帽子も冠(かぶ)らぬ四十年輩の薄い痘痕(あばた)の男である...
永井荷風 「雪解」
...痘痕面(あばたづら)を露出(むきだ)したようなこのザマといったら」雪を目の敵(かたき)にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...「どうした赤(あけ)え手拭(てねげ)被(かぶ)らせらつたんべえ」「俺(お)らさうだ手拭(てねげ)なんざあ被(かぶ)つたこたねえよ」「そんでも疱瘡神(はうそうがみ)は赤(あけ)え手拭(てねげ)好(す)きだつちげな」「そんだつて俺(お)ら被(かぶ)んねえよ」痘痕(あばた)の爺(ぢい)さんはすつかり悄(しを)れて畢(しま)つた...
長塚節 「土」
...痘痕(あばた)のある男が乗ったので...
夏目漱石 「坑夫」
...ひどい痘痕(あばた)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大痘痕(おおあばた)の熊吉が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無残にも小豆(あずき)大の赤黒い痘痕(あばた)が...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...天然痘の為に動もすれば顔面に痘痕の残つてゐた婦人方が少くなかつた...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...顔一めんの痘痕のあとの子供心にも怖しかつた祖父であつた...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...顔に痘痕(あばた)があるというだけで...
夢野久作 「暗黒公使」
...うす痘痕(あばた)のある志士の人相書を出してみせた...
吉川英治 「松のや露八」
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