...其処が歯痒い気がしたものだが...
芥川龍之介 「上海游記」
...「アヽ痒い...
高濱虚子 「俳諧師」
...ジンマシンなら、痒い筈だが...
太宰治 「皮膚と心」
...僕かて今朝はここが痒いと思うたら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しかし痒いところを掻く時の気持は何ともいへない快さである...
種田山頭火 「其中日記」
...足が痛い、頭が痒い、多少いら/\する、物資が乏しくなつたからでもあらう、もう米も石油も煙草も乏しくなつた...
種田山頭火 「其中日記」
...解るだけに、歯痒いのだ...
豊島与志雄 「失われた半身」
...妙にむず痒いような気持ちを私は彼に対して覚えた...
豊島与志雄 「微笑」
...自分ながら歯痒いように思われてなりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...七兵衛も歯痒いように思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...姉の手前を兼ねた三日の間はもどかしい齒痒い時間であつた...
長塚節 「開業醫」
...皮膚の治療(痒いのは寄生虫によるとされる)には多くの外用薬...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...誰も掘り出さうとしないから齒痒いぢやありませんか」慾の深さうな茶店の婆さんは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おまへはほんとに不愉快だ』そして痒いところへ手をやらうともしなかつた...
萩原朔太郎 「諷詩」
...痒いところへ手の届くようなサービスをして呉れる...
古川緑波 「色町洋食」
...おおあのイライラとした口惜しいような歯痒いような然も体をじっとしてはいられないような虚言の快楽...
松永延造 「職工と微笑」
...何かしら歯痒い一種の憎悪に類似した感覚があるにもかかわらず...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...この肌痒い虫が気味悪かった...
室生犀星 「後の日の童子」
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