...病気の為に信心して幸に痊(い)ゆれば平気で暴利を貪(むさぼ)って居る者もある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...よしこの疾(やまい)痊(い)ゆとも一たび絶えし縁は再びつなぐ時なかるべきを感ぜざるにあらざるも...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...その病も少しは痊(おこた)らんとするを喜べるほどもなく...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...病後のつかれ猶痊えざれば...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...風邪未痊えず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...風邪全く痊えざれど...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...病痊ゆ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...此頃宿痾殆痊え、寒夜外出の際も湯婆子を懐にせず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...足の疵(きず)はやがて痊(い)えたが...
永井荷風 「ひかげの花」
...次で病の痊(い)ゆるに及んで...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...歳首に作つた五絶数首の中に、「春風病将痊、今年七十一、皇天又何心、馬齢開八秩」と云ふのもあつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭軒の詩引には「至冬大痊」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...一年沈痼尚難痊...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「賜休半載病初痊...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」第一は蘭軒の「至冬大痊」の文と符する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...前年春杪以来の病が痊(い)えたので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...註云、客歳春夏之際、吾公嬰疾辞職、而至冬大痊、幕府下特恩之命、賜邸於小川街、而邸未竣重修之功、公来居丸山荘、荘園鉅大深邃、渓山之趣、為不乏矣、公日行渉為娯、故結末及之...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...汝(なれ)は痊(い)えなむ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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