...病魔に襲われた。...
...病魔と戦う。...
...病魔は辛いもの。...
...病魔との闘いが続いている...
...病魔にかられる前に予防策を考えよう...
...私は母上を病魔から救う為めに...
有島武郎 「小さき者へ」
...」かくして居士はいよいよあせりいよいよいら立ち一方に病魔と悪戦しつつ文学界に奮闘を試みたのであった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...病魔にはとうとう打ち克てず...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...病魔のステッキが体内をあばれ回るのである...
寺田寅彦 「ステッキ」
...アカイア人の刑罰と惡しき病魔を共に避く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼は自分が彼自身によって弄絡されている病魔と思わないこともなかった...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...病魔の気味悪い明暗の境におけると同じく...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...遂に病魔に襲われた跡始末であつたろう...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...かかる病魔に襲われんとは...
野中到 「寒中滞岳記」
...何か致命的で忌々しい病魔が近くにいるという意識である...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...多年病魔と戦つてこの大業を成したるの勇気は凛乎(りんこ)として眉宇(びう)の間に現はれ居れどもその枯燥(こそう)の態は余をして無遠慮にいはしむれば全く活(い)きたる羅漢(らかん)なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...鬼神も憚からるゝ大力士も病魔に抗しがたく...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...美術的意識の病魔から脱れることができたのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...病魔調伏(ちょうぶく)の祈りを...
吉川英治 「新・水滸伝」
...病魔の鉋(かんな)に削られて...
吉川英治 「親鸞」
...肉体に病魔があるとか...
吉川英治 「親鸞」
...旺盛な若さを病魔が彫(ほ)り削(けず)った美貌であった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...彼の頑固な信念に、病魔も負けて、幾分か頭がすずやかになったらしい...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索