...病魔に襲われた。...
...病魔と戦う。...
...病魔は辛いもの。...
...病魔との闘いが続いている...
...病魔にかられる前に予防策を考えよう...
...袖(そで)を翳(かざ)して病魔(びやうま)に楯(たて)せよ...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...殊に晩年は病魔に襲はれて...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...」かくして居士はいよいよあせりいよいよいら立ち一方に病魔と悪戦しつつ文学界に奮闘を試みたのであった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...今又最後に病魔と惡戰苦鬪をして破れつゝあるのであつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...病魔のステッキが体内をあばれ回るのである...
寺田寅彦 「ステッキ」
...遂に病魔に襲われた跡始末であつたろう...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...かかる病魔に襲われんとは...
野中到 「寒中滞岳記」
...病魔に蝕まれ尽した多くの病友達を眺め...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...丁度その頃から絶え間なく彼を襲ひ出した病魔やそのための生活力の極度の衰弱と一しよになつて...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...それは戦場ではなく病魔に奪われた...
本庄陸男 「石狩川」
...多年病魔と戦つてこの大業を成したるの勇気は凛乎(りんこ)として眉宇(びう)の間に現はれ居れどもその枯燥(こそう)の態は余をして無遠慮にいはしむれば全く活(い)きたる羅漢(らかん)なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...君を鍛錬して詩品の深刻を成さしめたものは終に亦病魔の賜物といはねばならぬ...
横瀬夜雨 「花守」
...病魔調伏(ちょうぶく)の祈りを...
吉川英治 「新・水滸伝」
...肉体に病魔があるとか...
吉川英治 「親鸞」
...旺盛な若さを病魔が彫(ほ)り削(けず)った美貌であった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...さらにその病魔に手伝おうとする男の残忍性であった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その心境から病魔が脱しる...
吉川英治 「源頼朝」
...病魔に蝕(むしば)まれている体は...
吉川英治 「山浦清麿」
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