「病苦」の意味
病気による肉体的・精神的苦しみ
「病苦」の例文(場面別)
- 医療患者は病苦に耐えながら、治療に専念している。
- 日常会話長い病苦の末、ようやく回復の兆しが見えてきた。
- 文学彼の作品は、病苦と向き合う人間の姿を描いている。
- ニュース災害の被災者たちは、病苦と飢餓に直面している。
小説での「病苦」の使い方
...全くしおれ花だ」数日の静養で病苦もいささか補うたようであった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...いたわり可愛がってくれるのがその頃の私の病苦の何よりの薬療であった...
鷹野つぎ 「窓」
...その病苦を慰む事が出来る...
高浜虚子 「俳句への道」
...これはおそらくその日の病苦のせいであったかもしれない...
寺田寅彦 「柿の種」
...さしもの病苦が忽(たちま)ち平癒した...
中里介山 「大菩薩峠」
...傲(おご)りによりて失いたりき」病苦が私に...
中島敦 「光と風と夢」
...彼女は心の病苦を幾らか忘れてさへきはじめた...
中村地平 「悪夢」
...ほとんど病苦のその身にあることを知られなかったようであった...
新渡戸稲造 「自警録」
...死と病苦とを鷲掴みにしながら...
菱山修三 「再びこの人を見よ」
...共にその毒に伝染して広く世界の人と病苦死生を与(とも)にすべしとて...
福沢諭吉 「日本男子論」
...病苦は無意識のうちにわれわれの神経を冒し...
北條民雄 「続重病室日誌」
...普通の病苦の上に...
正岡子規 「病牀六尺」
...病苦が少し楽になったようであると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...思わぬ災厄や病苦にもみまわれるであろう...
山本周五郎 「竹柏記」
...出陣早々もう病苦を訴えるのは何事だと同僚たちが咎(とが)めつつも励ますと...
吉川英治 「新書太閤記」
...日ごろの病苦などはかえって膝の下へ組みしいてしまったような法然なのである...
吉川英治 「親鸞」
...以後四月下旬まで約五十日病苦のうちに執筆...
吉川英治 「年譜」
...病苦は病の癒えるまで...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
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