...地域の国際伝染病監視ネットワークが確立されている...
...次で大杉が怪我をしたとかで矢張り病監に行きました...
石川三四郎 「浪」
...私にも病監のなぞがかけられましたが...
石川三四郎 「浪」
...山口は何かの病気で病監にはいっていた...
大杉栄 「獄中記」
...病監の前に数株の桜がありますから...
大杉栄 「獄中消息」
...礼さんも病監にはいっているのだそうだね...
大杉栄 「獄中消息」
...病監の前のコスモスもずいぶん生え茂って...
大杉栄 「獄中消息」
...巣鴨では例の片輪者の半病監獄にいたのだから...
大杉栄 「続獄中記」
...巣鴨でこの病監にはいることができた...
大杉栄 「続獄中記」
...巣鴨の病監は、精神病患者のと、肺病患者のと、普通の患者のと、三つの建物に分れている...
大杉栄 「続獄中記」
...この病監にはいって...
大杉栄 「続獄中記」
...僕はこの病監で、自分が囚人だということもほとんど忘れて一カ月余り送った後に、足の繃帯の中に看護人等の数本の手紙を巻きこんで出獄した...
大杉栄 「続獄中記」
...僕は先きに肺病でもいいから病監にはいりたいと言った...
大杉栄 「続獄中記」
...病監にはいらなければならぬようになったらどうだろう...
大杉栄 「続獄中記」
...健康を害して病監に移された機会に...
豊島与志雄 「愉快な話」
...病監の庭の高い塀に沿って道を行ったり来たりした...
豊島与志雄 「愉快な話」
...まるで病監にゐる囚人のやうに...
葉山嘉樹 「万福追想」
...されば女監取締りの如きすら、妾の眷顧(けんこ)を得んとて、私(ひそ)かに食物菓子などを贈るという有様なれば、獄中の生活はなかなか不自由がちの娑婆(しゃば)に優(まさ)る事数等にて、裁判の事など少しも心に懸(かか)らず、覚えずまたも一年ばかりを暮せしが、十九年の十一月頃、ふと風邪(ふうじゃ)に冒(おか)され、漸次(ぜんじ)熱発(はつねつ)甚(はなは)だしく、さては腸窒扶斯(チブス)病との診断にて、病監に移され、治療怠(おこた)りなかりしかど、熱気いよいよ強く頗(すこぶ)る危篤(きとく)に陥(おちい)りしかば、典獄署長らの心配一方(ひとかた)ならず、弁護士よりは、保釈を願い出で、なお岡山の両親に病気危篤の旨(むね)を打電したりければ、岡山にてはもはや妾を亡(な)きものと覚悟し、電報到着の夜(よ)より、親戚(しんせき)故旧(こきゅう)打ち寄りて、妾の不運を悲しみ、遺屍(いし)引き取りの相談までなせしとの事なりしも、幸いにして幾ほどもなく快方に向かい、数十日(すじゅうにち)を経て漸(ようや)く本監に帰りたる嬉(うれ)しさは、今に得(え)も忘られぬ所ぞかし...
福田英子 「妾の半生涯」
...ベッドの上で手紙をおかきになる――病監には机がなく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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