...犬が病気にかかってしまったので病犬として動物病院に連れて行った...
...近所で迷子になった病犬を保護した...
...病犬を見ると、ついつい心が痛くなる...
...病犬を飼うと、飼い主としての責任が大きい...
...病犬を助けるために、寄付活動を始めた...
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石川啄木 「一握の砂」
...まるで病犬のように黄色い胃液を吐いてまわるのだった...
海野十三 「深夜の市長」
...病犬はちゅうとで一ど...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...病犬のそばへ一しょに寝ころびました...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...肉屋は今の病犬のことを話して...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...肉屋がそれを病犬の口もとへおきますと...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...れいの病犬が歩けるようになって...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...」と、病犬をなでて、上等の肉を切ってなげてやりますと、すぐにがつがつ食べました...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
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関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...それから何週間もの間、パトラッシュは、力もなく、役にもたたず、全くの病犬で、死にはすまいかと、案じられるようでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...しかし、世渡りをしただけに、目先の見えるところもある――「御代官ニナッタラ五年ハ持ツマイカラ、ドウデ御心願ガ成就ナスッタラ、シクジラヌヨウ専一ニ成サレマシ、ソレハ云ウコトガ違ッタラ生キテハオ目ニカカラヌ、ト云ウタラ、ナゼダ、ト云ウカラ、葉山ノ成立チヲアラマシ云ッテ帰ッタガ、案ノ定、四年目、甲州ノ騒ギデシクジリ、江戸ヘ行ッテ小十人組ヘ組入リヲシタガ、三千両ホド借金出来テ、家来モ六ツカシク、大心配ヲシテ、オマケニ、葉山ハ上リ屋ヘ行ッテ三年程カカッタガ、気ノ毒ダカラ、オレガ一度尋ネテヤッタラ、オマエノ異見ヲ聞カヌ故ニコウナッタガ、ドウゾ家ハ助ケタイモノダト云ッテ涙グンダカラ、カアイソウダカラ、段々ト葉山ガ始末ヲ聞イテ、甲州ノ郡代ヘヤル手紙ノ下書ヲ書イテ、是ヲ甲州ヘ遣ワシテ、コウシロ、大方奇徳人ガダマッテハイヌマイ、五百ヤソコラハ出スダロウト教エテヤッタラ、キモヲツブシタ顔ヲシテ、早々甲州ヘ届ケタ、ソノ後マモナク六百両金ガ出来タカラ家ヲ立テタガ、今ハ三十俵三人扶持ダカラ困ッテイル、江戸ノカケヤニモ千五百両バカリ借ガアル故、三人扶持ハ向ケキリニナッテイル、ソレ故ニ子供ガ月々、今ニオレヲ尋ネテクレル、ソレカラトウトウシマイニハ小普請入リヲサセラレテ百日ノ閉門デ済ンダ、ソノ時ノ同役ノ井上五郎右衛門ハ、トウトウ改易(かいえき)ニナッタ、葉山モ江戸ノ構エヲ喰ッタヨ」お代官になるもまたつらい哉(かな)だ!「岡野ヘ引越シテカラ段々脚気モヨクナッテ来タカラ、息子ガ九ツノ年御殿カラ下ゲタガ、本ノケイコニ三ツ目所ノ多羅尾七郎三郎ガ用人ノトコロヘヤッタガ、或日ケイコニ行ク道ニテ病犬(やまいぬ)ニ出合ッテ、キン玉ヲ喰ワレタガ……」息子というのは今のその利け者の勝麟のことで、稽古にいく途中、病犬に食われた、江戸は犬の多いところだが、病犬はあぶない、食われるに事を欠いて、キン玉を食われたんでは只事(ただごと)でないと、神尾が思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...病犬を射たと人にいはれたくないわ...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...病犬が吠(ほ)えるかと疑い避(さ)ければ...
新渡戸稲造 「自警録」
...病犬のようにふるえて来る...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...彼は憶病犬みたいに...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...躄者(いざり)が病犬(やまいぬ)に囲まれたようなものでした...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...それから彼がどんなに献身的に病犬を看護しはじめたか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...死にかけた病犬がセキをしているようである...
三好十郎 「胎内」
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