...犬が病気にかかってしまったので病犬として動物病院に連れて行った...
...近所で迷子になった病犬を保護した...
...病犬を見ると、ついつい心が痛くなる...
...病犬を飼うと、飼い主としての責任が大きい...
...病犬を助けるために、寄付活動を始めた...
...まるで病犬のように黄色い胃液を吐いてまわるのだった...
海野十三 「深夜の市長」
...鳴声を聞いて病犬を慰めに行ったものであろう...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...それでも病犬は、じっとしたまま動きません...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...病犬のそばへ一しょに寝ころびました...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...病犬もいます...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...病犬は、そこにころがっている古(ふる)材木の下にこごまって、苦しそうに腹でいきをしていました...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...打水をよろめきよけて病犬(やまいいぬ)九月二日(二百十日) 句謡会...
高浜虚子 「五百五十句」
...吠えずして噛む一匹の病犬に化していた...
太宰治 「古典風」
...まるで病犬が吠(ほ)えつくような状態(ありさま)で...
近松秋江 「霜凍る宵」
...病犬を射殺するやや感傷的な場面がある...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...老犬や病犬ではなく...
豊島与志雄 「変る」
...それから何週間もの間、パトラッシュは、力もなく、役にもたたず、全くの病犬で、死にはすまいかと、案じられるようでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...病犬(やまいぬ)がいるで...
直木三十五 「南国太平記」
...病犬(やまいぬ)ではないか...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...病犬のように慄(ふる)えて来る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...病犬のようにふるえて来る...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...それから彼がどんなに献身的に病犬を看護しはじめたか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...死にかけた病犬がセキをしているようである...
三好十郎 「胎内」
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