...二箇の病根とは何ぞ一に曰く借金政策二に曰く事業繰延即ち是のみ所謂繰延は既定年限内に於ける繰延に過ぎずして更に年限を延長することなし...
石川啄木 「雲間寸觀」
...職業軍時代の病根を断って殲滅戦略が採用せられ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...吾人は病根を一掃するにあらざれば...
竹越三叉 「深憂大患」
...先づ其要素たる貴族の病根を治せざる可からず而も現代貴族の病根の到底治す可からざるを見るに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...病根はどこにあるのか...
豊島与志雄 「意欲の窒息」
...修道院制の病根は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...第一編 市街戦一 サン・タントアーヌとタンプルとの両防寨(ぼうさい)社会の病根を観察する者がまずあげ得る最も顕著な二つの防寨は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
野村吉哉 「鉄のシャフト」
...少しも早く病根を摘出しなければ...
久生十蘭 「玉取物語」
...この病根すでに深く骨髄に透入(とうにゅう)し...
箕作秋坪 「教育談」
...おそらく病根は素地を余りにも精製するそのことから発する...
柳宗悦 「北九州の窯」
...故意から来る病根がはなはだ深い...
柳宗悦 「工藝の道」
...そこには何か病根があるからであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...だが少量な特殊な世界への讃美には深い病根が潜む...
柳宗悦 「工藝の道」
...すべてがその病根を語つてゐる...
吉川英治 「折々の記」
...吉平はかれの病根とそれを思いあわせて...
吉川英治 「三国志」
...「丞相の病根を癒し奉ろうと心がけて...
吉川英治 「三国志」
...精薬を以てその病根をきる...
吉川英治 「三国志」
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