...二箇の病根とは何ぞ一に曰く借金政策二に曰く事業繰延即ち是のみ所謂繰延は既定年限内に於ける繰延に過ぎずして更に年限を延長することなし...
石川啄木 「雲間寸觀」
...職業軍時代の病根を断って殲滅戦略が採用せられ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...吾人は病根を一掃するにあらざれば...
竹越三叉 「深憂大患」
...また實に内政上の大病根たらん...
竹越三叉 「深憂大患」
...先づ其要素たる貴族の病根を治せざる可からず而も現代貴族の病根の到底治す可からざるを見るに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼の膏肓(こうこう)に入れる病根であるかも知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの満身の病根に療養を加えさせて上げたいという...
中里介山 「大菩薩峠」
...事実病根は遙か遠い所にあったのである...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
......
野村吉哉 「鉄のシャフト」
...少しも早く病根を摘出しなければ...
久生十蘭 「玉取物語」
...この病根すでに深く骨髄に透入(とうにゅう)し...
箕作秋坪 「教育談」
...故意から来る病根がはなはだ深い...
柳宗悦 「工藝の道」
...だが少量な特殊な世界への讃美には深い病根が潜む...
柳宗悦 「工藝の道」
...すべてがその病根を語つてゐる...
吉川英治 「折々の記」
...「ようやくあなたの病根をつきとめました...
吉川英治 「三国志」
...「丞相の病根を癒し奉ろうと心がけて...
吉川英治 「三国志」
...ご持病の病根は、脳袋(のうたい)のうちにあるので、薬を召しあがっても、所詮、病(やまい)に何の効(かい)もないのです...
吉川英治 「三国志」
...その病根は断たなければならないのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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