...足跡でもあるかと見たが下駄の跡も素足の跡も見当たらない...
伊藤左千夫 「奈々子」
...それは、いまのこの時代に、もっともっとたくさんあって当然のように私には感ぜられるのだが、しかし、案外、見当たらない...
太宰治 「織田君の死」
...これに立脚して製作し批評しているらしい人は少なくも自分の目にはほとんど見当たらないからである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...そこでさっそくその有名な実を捜したが一つも見当たらない...
寺田寅彦 「沓掛より」
...この種のものであまり大きい破片は少なくもこのへんでは見当たらない...
寺田寅彦 「小浅間」
...適当なのが見当たらないので中にはいってもみなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...夫人は見当たらないという返事が返ってきた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...私の知る限り英語にもその他の外国語にも見当たらないからである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...私はある意味で阿部氏とともに「小林秀雄氏ほど厳粛で純粋な批評家はあまり見当たらないといっていい」ことを認める...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
......
エドゥアール・エルネ・プリリュー Edouard Ernest Prillieu 竹本周平訳 「Rosellinia necatrix (R. Hart.) Berlese の子嚢殻の裂開性について」
...「むすこの ねこぬこタムが 見当たらないの...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう訳 「ちょびひげサミュエルのはなし」
...全くどこにも見当たらない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...素案もどこにも見当たらないとのことでした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...現に行って見ても見当たらないし...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...その原因についての考察は全く見当たらない...
武者金吉 「地震なまず」
...うどん屋へ預けて行った子供の姿が見当たらないので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...どこにも見当たらない...
吉川英治 「松のや露八」
...大宇宙広しといえどもこの要素以上にドラマチックでありかつ容赦のない恐怖をもって浮かび上がってくるものが見当たらないからです...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「怪奇小説の執筆についての覚書」
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