...これに立脚して製作し批評しているらしい人は少なくも自分の目にはほとんど見当たらないからである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...そこでさっそくその有名な実を捜したが一つも見当たらない...
寺田寅彦 「沓掛より」
...この種のものであまり大きい破片は少なくもこのへんでは見当たらない...
寺田寅彦 「小浅間」
...そういうのは容易に見当たらない...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...自分の知る限りまだそうした著書はおろか論文も見当たらない...
寺田寅彦 「相撲」
...すなわちだれもまだ手を着けなかったという事自身以外に理由は見当たらないように思われる...
寺田寅彦 「備忘録」
...金米糖金米糖(こんぺいとう)という菓子は今日ではちょっと普通の菓子屋駄菓子屋(だがしや)には見当たらない...
寺田寅彦 「備忘録」
...そしてよい言葉が見当たらないので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...適当なのが見当たらないので中にはいってもみなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大金持ちでこれといった成金の秘訣も見当たらないような人物には秘密があって...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...夫人は見当たらないという返事が返ってきた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...例の【半纏(はんてん)】はもうどこにも見当たらないことが...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...通りに同紙が見当たらない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...ファランと老婆はどこにも見当たらないと俺は言ったぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...現に行って見ても見当たらないし...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...いくら座敷をたずねても見当たらない筈であった――風の悪戯(いたずら)? ――こんなところに運ばれていたのである...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...催促がましい辞句はどこにも見当たらない...
吉川英治 「松のや露八」
...大宇宙広しといえどもこの要素以上にドラマチックでありかつ容赦のない恐怖をもって浮かび上がってくるものが見当たらないからです...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「怪奇小説の執筆についての覚書」
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