...親父(イロチ)という語がまったく古語中に見当たらないことでわかるのである...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...それは、いまのこの時代に、もっともっとたくさんあって当然のように私には感ぜられるのだが、しかし、案外、見当たらない...
太宰治 「織田君の死」
...そこでさっそくその有名な実を捜したが一つも見当たらない...
寺田寅彦 「沓掛より」
...サン)の仲間はちょっと見当たらないが...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...そういうのは容易に見当たらない...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...自分の知る限りまだそうした著書はおろか論文も見当たらない...
寺田寅彦 「相撲」
...すなわちだれもまだ手を着けなかったという事自身以外に理由は見当たらないように思われる...
寺田寅彦 「備忘録」
...金米糖金米糖(こんぺいとう)という菓子は今日ではちょっと普通の菓子屋駄菓子屋(だがしや)には見当たらない...
寺田寅彦 「備忘録」
...彼女はりっぱな理由を見当たらないではなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...適当なのが見当たらないので中にはいってもみなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私の知る限り英語にもその他の外国語にも見当たらないからである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...例の【半纏(はんてん)】はもうどこにも見当たらないことが...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...もしかして記憶障害が始まったのか?ペンが見当たらない...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...全くどこにも見当たらない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...通りに同紙が見当たらない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...現に行って見ても見当たらないし...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...周馬は斬り仆したが大事な秘帖(ひじょう)は見当たらない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...催促がましい辞句はどこにも見当たらない...
吉川英治 「松のや露八」
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