...今後先生の病いよ/\全癒の上は...
石河幹明 「福翁自伝」
...うちの寶兒は何の病いでしょう」「この子は身体の内部が焦げて塞がっている」「構いますまいか」「まず二服ほど飲めばなおる」「この子は息苦しそうで小鼻が動いていますが」「それや火が金(かね)に尅(こく)したんだ」何小仙は皆まで言わずに目を閉じたので...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...果たして氏はついに病いに倒れた...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...戦い疲れて病いに臥すこの老友に対し...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...脳溢血という病いで」現在坂上とよ子は十九歳で...
「草藪」
...病いをなおしてやるというのは...
太宰治 「惜別」
...一たび野心という病いの黴菌(ばいきん)が胸中に萠(きざ)したのちは...
新渡戸稲造 「自警録」
...いよいよその害毒が身におよんで病いにでもかかると初めて成るほどという観念が起こる...
新渡戸稲造 「自警録」
...エイリイは恋の病いに弱りおとろえてしまった...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
......
正岡子規 「墨汁一滴」
...そいじゃ――(歩き出す)村山 (歌のつづき)……惚れた病いもなおせばなおる...
三好十郎 「樹氷」
...私たちは如何に病いが雅器に多く...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...富貴の品物たることにはいかに病いが多いかを...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...病いは働く者に近づかない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...だが稚拙は病いではない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...自分の病いを癒すと思って助けてくれと小声で願うように云うので...
横光利一 「馬車」
...果して存命のうちにその病いは取り去ることが出来るかどうか...
横光利一 「旅愁」
...そこで少年は病いの床についた...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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