...今後先生の病いよ/\全癒の上は...
石河幹明 「福翁自伝」
...長男庸太郎も三十三年三月十四日に病いで失った...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...こうした不運(ふしあわせ)な病いの床に横(よこ)たわって...
田山花袋 「田舎教師」
...ヴォトカを見ると顔をしかめて自分の胸の病いを大いに悲しがったが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「天才」
......
長塚節 「長塚節歌集 下」
...いよいよその害毒が身におよんで病いにでもかかると初めて成るほどという観念が起こる...
新渡戸稲造 「自警録」
...恋の病いにかかられたのじゃ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
......
三好達治 「梶井君」
...母の尼が旅疲れで発病いたしまして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お父つぁんは流行(はやり)病いで亡くなった...
矢田津世子 「神楽坂」
...この世界には病いは許されておらぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...だが稚拙は病いではない...
柳宗悦 「工藝の道」
...病いそのものを絶やさねばならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...なぜ個人の工夫になる「上手(じょうて)もの」に病いが多いか...
柳宗悦 「工藝の道」
...美醜の別は病いであるから...
柳宗悦 「民藝四十年」
...こうして頭の病いにもなったのであろうと思われて...
横光利一 「馬車」
...自分の病いを癒すと思って助けてくれと小声で願うように云うので...
横光利一 「馬車」
...それとなく幸子の病いの全癒を報らせる方に話の傾きがちになるのには...
横光利一 「旅愁」
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