...まるで麻疹(はしか)にでも罹(かか)つたやうに...
芥川龍之介 「虱」
...疱瘡痲疹の流行時には店前(みせさき)が市をなし...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...そして患者が結核または発疹チフスに罹っていた2−3例を除いて...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...それは蕁麻疹(じんましん)のような痒さであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一人として飢餓性もしくは発疹性のチフスに感染せざるはなく...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...手の甲の上にまで汗疹が出来ている...
外村繁 「日を愛しむ」
...私はかなり重い麻疹(はしか)にかかつて幾日か学校を休んだのちやつとのことで出席したら意外にも受持ちの先生がかはつてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...疱瘡(ほうそう)も麻疹(はしか)も済んだようなものでございますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...疱瘡と痲疹(はしか)で死んだ子供は空葬にせぬと他に伝染するとて...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...これァ麻疹(はしか)のようなもんだから...
久生十蘭 「ノア」
...第一巻「武家諸法度」「殿中向」「疱瘡麻疹」「風邪」などから始まって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...痘疹を憂懼せざるはなし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...まず蕁麻疹(じんましん)が出るか...
山本周五郎 「季節のない街」
...小太郎は麻疹(はしか)を軽く済ませたあと...
山本周五郎 「初蕾」
...そして弟はまだ発疹し始めたばかりなのですから」「それはそうでしょうが」と新八は苛(いら)いらと云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...痳疹の神様様じゃ」「ワハハハハ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...見るかげもない湿疹(しっしん)を病んでいる...
吉川英治 「黒田如水」
...彼女には持病の湿疹がある...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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