...麻疹(はしか)にかかって定子は毎日毎日ママの名を呼び続けている...
有島武郎 「或る女」
...江戸時代には一と口に痲疹は命(いのち)定(さだ)め...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...疱瘡痲疹の呪(まじな)いとなってる張子(はりこ)の赤い木兎(ずく)や赤い達磨(だるま)を一緒に売出した...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...シラミによる発疹チフス...
梅崎春生 「狂い凧」
...粟粒疹熱(つぶはしか)ってあなた知っていて?」「ええ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...また発疹(はっしん)や病的な赤い斑点(はんてん)なども見えていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その翌日草の当たった両手両足および肩にかゆい紅色の丘疹を生じ...
永井隆 「長崎の鐘」
...六つの時麻疹(はしか)をやってから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...麻疹(はしか)のようなものよ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...発疹チブスがうつるかも知れない...
宮本百合子 「幸福の建設」
...東京中に発疹チブスが起っても平気かといえばそうではないでしょう...
宮本百合子 「幸福の建設」
...楼上貯痘疹書...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...痘疹を憂懼せざるはなし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...良三は紅疹の簇(むらが)り発したのを見て喜に耐へず...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...――すっかり発疹(はっしん)してしまうまでは風に当てないように...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「麻疹くらいなら駕籠でゆけば大丈夫ではありませんか」「原田さまがそう仰しゃいましたの」「もちろん...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ゆうべ医者から麻疹(はしか)だといわれたこと...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...五日めになって医者が発疹(はっしん)のもようをみたうえたぶん麻疹だろうと云い...
山本周五郎 「柳橋物語」
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