...消耗熱の発疹も顕著になり...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...疱瘡痲疹の患者は大抵児供だから...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...一人として飢餓性もしくは発疹性のチフスに感染せざるはなく...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...これに出て来るライオネル・バリモアーの役が湿疹(しっしん)に悩まされていることになっていてむやみにからだじゅうをかきむしる...
寺田寅彦 「破片」
...噴火口の傷口や硫気口の湿疹(しっしん)などを所々に有するとも...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その翌日草の当たった両手両足および肩にかゆい紅色の丘疹を生じ...
永井隆 「長崎の鐘」
...發疹窒扶斯と膓窒扶斯との鑑別診斷でぐつと行詰つてしまつた...
長塚節 「開業醫」
...疱瘡と痲疹(はしか)で死んだ子供は空葬にせぬと他に伝染するとて...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...これァ麻疹(はしか)のようなもんだから...
久生十蘭 「ノア」
...発疹チブスがうつるかも知れない...
宮本百合子 「幸福の建設」
...七月四日に柏軒の長女洲が二十二歳で麻疹に罹つて歿した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...小太郎は麻疹(はしか)を軽く済ませたあと...
山本周五郎 「初蕾」
...「麻疹くらいなら駕籠でゆけば大丈夫ではありませんか」「原田さまがそう仰しゃいましたの」「もちろん...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...後篇一十二月にはいると間もなく幸太郎が麻疹(はしか)にかかった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...その子の和助というのが麻疹にかかっていた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...この湿疹(しっしん)性の白癬(はくせん)は...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...麻疹(はしか)ともつかぬ御病気...
吉川英治 「大岡越前」
...皮膚の湿疹(しっしん)はよけいにひどくなり...
吉川英治 「黒田如水」
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