...消耗熱の発疹も顕著になり...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...麻疹(はしか)にかかって定子は毎日毎日ママの名を呼び続けている...
有島武郎 「或る女」
...疱瘡痲疹の流行時には店前(みせさき)が市をなし...
内田魯庵 「淡島椿岳」
......
内田魯庵 「淡島椿岳」
...それは蕁麻疹(じんましん)のような痒さであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...四壁には湿疹(しっしん)のような滲出物(しんしゅつぶつ)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...六つの時麻疹(はしか)をやってから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...汗疹(あせも)をとめるといって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「やられましたね」「おかげさまで麻疹をすましましたよ」「それくらいですめば結構ですが...
久生十蘭 「ノア」
...両頬に青銅色をした発疹があり...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...渉筆に、「遠恥東帰、開業授徒、享和癸亥七月、病麻疹而没、年纔二十五、府下識与不識、莫不悼惜者、親友輯其遺稿若干篇上木、予亦跋其後、小蓮残香集是也」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...痘疹を憂懼せざるはなし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その子はほどなく麻疹(ましん)をわずらって死んだと言うことである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...「このあいだ無事に麻疹(はしか)を済ませました」「そうですか」と登は云った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...小太郎は麻疹(はしか)を軽く済ませたあと...
山本周五郎 「初蕾」
...まだ発疹しきらないものですから」「いそいで帰りましょう」「宮本さまは...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...痳疹の神様様じゃ」「ワハハハハ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...蚊触とはつまり発疹(はっしん)のことらしい...
吉川英治 「私本太平記」
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