...疵(きず)も附かずに我々の手に渡つて来るのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...剥がす拍子に周囲に疵がひろがるので...
谷崎潤一郎 「鍵」
...140 III 401, II 864.140 II 867.その黯紅の血の流れ疵より出づるを眺め見て...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...受けし疵より流れづる淨血示し慘然と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アイアスをめぐり汝ら踏みとまれ』疵うけ乍ら勇猛のユウリュピロスはかく叫ぶ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...疵は負へどもやむを得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...川端の三人は各々多少の手疵(てきず)を負った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...御家へ疵のつかんようにしてのう...
直木三十五 「南国太平記」
...彼等の疵を探し出すのである...
中島敦 「かめれおん日記」
...額の疵(きず)や...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その疵(きず)あとに塗り込みました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...左の眼蓋(まぶた)に眼張(めっぱ)のような疵(きず)があり...
広津柳浪 「今戸心中」
...こんなにわがままでは人間としての値打に疵(きず)がつく...
三浦環 「お蝶夫人」
...大原君の疵(きず)は大食にあるがその大食は何とか矯正(きょうせい)する事が出来そうなもの...
村井弦斎 「食道楽」
...この世においでにならぬ御名にさえ疵(きず)をおつけすることになってはならぬと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...無疵(むきず)で昔の面影を止めているところはないでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...その絞めた疵痕が二重にも三重にもなっている位だから...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...疵口(きずぐち)を嘴(くちばし)で押さえているもの...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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