...生まれ持った直情径行の気分はまた少なからず誤解の種をまいてついには有司にさえ疑惧(ぎぐ)の眼を見はらしめるに至った兄は...
岡倉由三郎 「茶の本」
...エドモンズ夫人はこの事件で「よい便利」にありつくことになんの疑惧も持たなかった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...恐怖(おそれ)と疑惧(ぎぐ)とを感じて来た...
徳田秋声 「あらくれ」
...不安と疑惧(ぎぐ)と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...武家としての生活に疑惧(ぎぐ)を生じ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今にも取つて押へられさうな疑惧(ぎぐ)に戰(をのゝ)き乍(なが)らも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...娘手品のお關の身の上を案じての疑惧(ぎぐ)に囚へられてゐたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不安と疑惧(ぎぐ)と悲歎に重苦しく閉ぢこめられて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...疑惧(ぎぐ)の眼を走らせて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大きい眼は不安と疑惧(ぎぐ)に戰(をのゝ)いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大きい眼を不安と疑惧(ぎぐ)に見開いたまゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...疑惧(ぎぐ)と不安にさいなまれながらも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恐怖と不安と疑惧(ぎぐ)と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...疑惧(ぎぐ)があった...
山本周五郎 「いさましい話」
...ここにおいて又四郎としては或る程度の疑惧(ぎく)をもたざるを得なくなった...
山本周五郎 「百足ちがい」
...「参」つなぎの処世訓に疑惧の念をいだいて...
山本周五郎 「百足ちがい」
...もともと疑惧(ぎぐ)はあったので...
山本周五郎 「風流太平記」
...自分の疑惧(ぎぐ)は当ったのである...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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