...八蔵得たりと畳みかけて...
泉鏡花 「活人形」
...この部屋の面積は四十畳ぐらいもあった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...たった六畳ほどの地下室に...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...今度はドシドシと畳ざわりも荒々しく...
江戸川乱歩 「接吻」
...四畳半の座敷が書物で埋まっているのだ...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...それも十畳二十畳という部屋が多い...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...三畳の方の戸棚を開いた...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...彼女は木下の着物を畳んでやった...
豊島与志雄 「二つの途」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...何んとも御礼の申し上げようはありません」と佐吉が畳にひれ伏すと...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...みしみしと湿った畳を踏んで梯子段の方へ行きかけると...
林芙美子 「帯広まで」
...どんなふうに書いて送ったものであろうと歎息(たんそく)をして一所を見つめていた目に敷き畳の奥のほうの少し上がっている所を発見した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...畳の上に坐ってこんなことを繰り返して一たいどうする気かという...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...横に三畳の畳を隔てて...
森鴎外 「カズイスチカ」
...畳にも落ちましたからね」と...
森鴎外 「雁」
...書庫の二階には畳敷の八帖があって...
山本周五郎 「新潮記」
...その石畳の街角を折れると...
横光利一 「上海」
...勝手の板の間が二十畳ほど...
横光利一 「夜の靴」
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