...」と庄屋は畳に頭をつけて挨拶(あいさつ)しました...
秋田雨雀 「三人の百姓」
...図47は六枚畳を敷いた部屋を示している...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...取附(とっつ)きの縦四畳...
泉鏡花 「薄紅梅」
...畳の上を転々として転がった...
海野十三 「三人の双生児」
...幸子とお春とが跡片附けのために残って病室に使われた二階の六畳の掃除をし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...殊に昨今は秋蚕(あきご)の仕事が片附かないので家じゅうの畳(たたみ)なども不断は全部揚(あ)げてあるような訳だから...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...玄関の三畳で飲んだ...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...玄関の三畳で影人形の遊びに耽っていた...
豊島与志雄 「白血球」
...じっと畳の上に落していた...
豊島与志雄 「二つの途」
...紫(むらさき)の襞(ひだ)と藍(あい)の襞とを斜(なな)めに畳んで...
夏目漱石 「虞美人草」
...畳つきの下駄を穿(は)いた...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...私はカジカンだ手で竿を畳み...
葉山嘉樹 「氷雨」
...暗黒(くらやみ)を手探りで長四畳へ帰って来ると...
二葉亭四迷 「平凡」
...そうして破られた紙袋の中から五合あまりの潰し麦が小砂をばら撒いた如く六畳の部屋じゅうに散乱している...
細井和喜蔵 「モルモット」
...俺も春までには一思ひに此処の家を畳んで自分だけの生活を始めようといふ花々しい決心がついてゐるんだよ...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...その傍(そば)に円石(まるいし)を畳んだ井戸があって...
森鴎外 「鶏」
...聞こゆるものは砂ほこりの畳に頽雪(なだ)るる音ばかりとなった...
夢野久作 「名娼満月」
...畳についていないようにがくがくと顫(ふる)えているのであった...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
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