...畳の上に新しい場所を見つける為に起きた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...畳をガンギに食い違えに積み...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...陣州屋の隣りの畳屋が気の毒にも燃えあがっていた...
太宰治 「ロマネスク」
...それを手早く押し畳むと...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...大きい石で畳んだ路が...
田畑修一郎 「石ころ路」
...十畳の室、即ち今の書斎は、日本物の研究書を集めることにし、今はそれに最も多くの骨を折つてゐる...
土田杏村 「私の書斎」
...藁(わら)のハミ出した畳...
徳永直 「冬枯れ」
...畳ざわり静かに歩んで行くのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...全国の非農家が全部自分の家に八畳くらいの米作室を持って...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...ヴェルダンはローマ人征服時代からの町だけに、規模は小さいけれども、道が狭く、石畳が古く、坂が多くて、趣がある...
野上豊一郎 「ヴェルダン」
...困ったことにお勢は、大夕立に洗われて冷え込んだものか、その少し前から、ひどい腹痛を起して、賑やかな席にも顔を出さず、階下の四畳半に、キリキリと差し込むのを抑えて、たった一人悶(もだ)えておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中央の畳に緋毛氈(ひもうせん)を敷き...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...アパートとはいいながら六畳一間にガスと水道がひいてあるというようなそんなお手軽なものではなく...
久生十蘭 「魔都」
...半畳(はんじょう)を入れることも忘れてしまっていた...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...ふつつか者ですがなにぶんどうぞ」心から今松も頭を畳へ摺りつけるようにした...
正岡容 「寄席」
...ただ背なかに波を打っているばかり……ヒタと畳にひれ伏したきり...
吉川英治 「江戸三国志」
...二間を抜いておよそ二十幾畳か敷ける部屋に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...世阿弥のいうところ一畳の間違いもない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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