...むしろこれを日本流もしくは封建的の自由主義といわざるべからざるがごとき異相を呈したり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...今まで見たことのないほどの異相を備えているということが...
中里介山 「大菩薩峠」
...建久九年正月七日別時念仏(べちじねんぶつ)の間には特に様々の異相奇瑞が現われたということが...
中里介山 「法然行伝」
...異相というのではないが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...この異相の勤番くずれのどこがよくて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...異相のものには、とかく大智奇才が多い...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まず何にもまして怪しいのはその異相である...
久生十蘭 「魔都」
...銀座裏で異相の怪人物...
久生十蘭 「魔都」
...『経律異相』四五には牧牛児あり常に沙門の経誦(よ)むを歓び聞く...
南方熊楠 「十二支考」
...梁朝に勅撰された經律異相卷四一に羅閲城人民請佛經から引た者だ...
南方熊楠 「毘沙門の名號に就いて」
...もし自然にこれらの異相がなかったら...
柳宗悦 「工藝の道」
...取上げたる若子(わかご)は面は六つ御手は十二ある異相の産児にして...
柳田国男 「山の人生」
...……どこやら大容(おおよう)な風、そして異相、まことに凡(ただ)ならぬ者と、頻りにお気にかけておられしゆえ、それがしが推量にて、それこそ、忍び上洛中の足利貞氏の嫡子又太郎高氏にて候わん、と申せしところ、小膝を叩かれて、あな惜し、さる良き機縁をば逸せしかと、いたく残念がッておられ申した」意外な彼のことばに...
吉川英治 「私本太平記」
...(……異相だ!)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...世にいう異相(いそう)というものだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...異相の大男二人が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...異相のある悍馬で...
吉川英治 「随筆 新平家」
...異相の童形(どうぎょう)...
吉川英治 「源頼朝」
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