...互に意見を異にした...
芥川龍之介 「煙管」
...モルトケ時代の戦争と性質を異にするに至った事を認識しなかった事が...
石原莞爾 「戦争史大観」
...根本に於て既に訳者と見を異にす...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...故に一篇の詩に対する解釈は人各或は見を異にすべく...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...それぞれの樹が性向と姿態とを異にしているのに驚くことがよくある...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...また如何なる教科書とも類を異にしたオリジナルなものであったという事は同君の講義を聞いた高弟達の異口同音の証言によって明らかである...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...所を異にした胞衣(えな)とそのもとの主との間につながる感応の糸といったようなものは現在の科学の領域内に求め得られるはずはないからである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...笑う前と泣く前とでは緊張のために特殊の活動を生ずる脳の部分が少しばかり位置を異にしているのではないかと思われるが...
寺田寅彦 「自由画稿」
...現代唯物論は全く条件を異にしている...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...それが急転直下、間髪をいれない変化なので、驚異に価する...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...他の天領とも趣を異にしている...
中里介山 「大菩薩峠」
...その朋友を異にし...
福沢諭吉 「日本男子論」
...師匠の円朝とは全く世界を異にしたなんせんすの集大成であるが...
正岡容 「寄席風流」
...両者その趣を異にす...
正岡子規 「墨汁一滴」
...なったとかいうことの確然たる内容の相異について...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(c)労苦と快楽とは甚だその性質を異にするが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...春日重蔵は木剣の背(みね)からずッと自斎の構えを見て数十度の試合にもかつて体験のない驚異に衝(う)たれた...
吉川英治 「剣難女難」
...登場人物と事件はその驚異に触れるときを除いて一貫性を持ち...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「怪奇小説の執筆についての覚書」
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