...全く相異しているので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その中にも道貞殿には吾れから異しむばかり深く心を惹かれてゆきましたので...
今井邦子 「誠心院の一夜」
...吾儕(われら)は奇蹟を驚異し...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...近世の歴史においてかくのごときの現象あるは決して異しむに足らず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...銘々は勝手に驚異したいものを驚異していれば良いわけで...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...「お祭りの馬鹿ばやしの屋台にまで電燈がついた」弟などをつれて祭礼見物に出かけてはひたすら驚異したものだ...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...そして自然現象の不思議には自分自身の眼で驚異しなければならぬという先生の訓えを肉付けていてくれるのである...
中谷宇吉郎 「指導者としての寺田先生」
...見慣れぬ人間に心が驚異した...
福士幸次郎 「太陽の子」
...眩輝の異しい漲落を胸に量り 額をもたげて愛のやうな 荒繩のやうな強力の酔ひをこの躯に糾ふのだ...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...圉人驚異したが敢えて洩(も)らさず...
南方熊楠 「十二支考」
...皆七人を驚かさざるなきを見て一同更に一層驚異し...
南方熊楠 「十二支考」
...相異しながらまたどんなに近いかということをこれ迄よりはっきりと自覚した...
「海流」
...その日本の感性的な知性が西欧のルネッサンスおよびそれ以後の人間開花の美に驚異したのが「白樺」の基調であった...
宮本百合子 「現代の主題」
...命名の趣旨の最も著しく相異した地名が...
柳田國男 「地名の研究」
...これと相異した実況を示せば...
柳田国男 「雪国の春」
...独逸(ドイツ)人は能楽のリズムを表現する間拍子が異常な発達を遂げているのに驚異して...
夢野久作 「能とは何か」
...事々(ことごと)に驚異した...
吉川英治 「新書太閤記」
...最初の時自分は舞踊のあの様式に驚異したのであって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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