...「世話浄瑠璃」の演目で一番好きなのは、「番町皿屋敷」です...
...昔、この地域には千番町という町があったそうです...
...いづれも地震(ぢしん)にびくともしなかつた下六番町(しもろくばんちやう)の名物(めいぶつ)である...
泉鏡太郎 「十六夜」
...宛先 東京市麹町区三番町六四 第一福四萬館発信地 大阪市北区上福島昨日はとうたうはがきを書く事も出来ませんで失礼して仕舞ひました...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...宛先 東京市麹町区三番町六四 第一福四萬館発信地 千葉県夷隅郡御宿 上野屋旅館今日は朝からちつとも仕事が出来ないので困つてゐましたの...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...□松井静代さんはこの程から麹町(こうじまち)三番町の萬源と云ふお料理屋の帳場におすはりになりました...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年一月号)」
...小川町や番町(ばんちょう)あたりの大名屋敷や旗下(はたもと)屋敷が御殿ぐるみ千坪十円ぐらいで払下(はらいさ)げ出来た時代の三千円は決して容易でなかったので...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...すぐ麹町(こうじまち)六番町(ばんちょう)十二番地の木村正雄(きむらまさお)君に届けてください...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...五番町附近で自動車を乗り捨て...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...帰京後一度麹町区一番町の邸に先生を訪ねた...
寺田寅彦 「蓑田先生」
...この人生れてより下二番町(しもにばんちょう)に住み巌谷小波(いわやさざなみ)先生の門人とは近隣の誼(よしみ)にて自然と相識(あいし)れるが中(うち)にも取りわけ羅臥雲(らがうん)とて清人(しんじん)にて日本の文章俳句をよくするものと親しかりければ互に往来する中われもまた羅君と語を交(まじえ)るやうになりぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
...兵馬は幼少の頃から番町の旗本の片柳(かたやなぎ)という叔父の家に預けられていたのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬と申しまする」「その兵馬――それは今どこにいる」「わたしが出るまでは番町の親戚におりました」「歳はいくつになるであろう」「左様...
中里介山 「大菩薩峠」
...番町の斎藤の道場へ通っておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分は明日(あす)にも番町へ行って...
夏目漱石 「行人」
...番町の叔母の所へ寄って見た...
夏目漱石 「門」
...貴方(あなた)今度(こんだ)の日曜(にちえう)位(ぐらゐ)に番町(ばんちやう)迄(まで)行(い)つて御覽(ごらん)なさらなくつて」と注意(ちゆうい)した事(こと)があるが...
夏目漱石 「門」
...おお番町の旦那様とお三どんが真先に襷(たすき)をはづせば...
樋口一葉 「うつせみ」
...一月二十四日(水曜)十一時起き、三時に出て、下二番町へ寄る、成之兄が拓務参与官になったので、祝に商品切手持参する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...しかし伊織は番町(ばんちょう)に住んでいたので...
森鴎外 「じいさんばあさん」
便利!手書き漢字入力検索