...ところが二階から突然『そうだ』と叫び一壮漢が立上がったかとみるや...
日本経済新聞社 「私の履歴書」
...壮漢はうやうやしく右手で挙手の敬礼をして...
海野十三 「空中漂流一週間」
...三十名の壮漢がギッシリと取囲み...
海野十三 「深夜の市長」
...札幌から大勢の警官に見送られて二十人余り背広服の壮漢が同乗したのが...
寺田寅彦 「札幌まで」
...之に反して院外団の壮漢が議会の入口で議員を投げ飛ばせば...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...さすがの壮漢もピタリそこに足を留めてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いずれも屈強な壮漢で...
中里介山 「大菩薩峠」
...不意に飛び出したこの六尺豊かの壮漢が...
中里介山 「大菩薩峠」
...ニヤリと笑った気味の悪い武芸者風の壮漢でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...紫の腰布を着けた壮漢が九十人ばかり現れて...
中島敦 「光と風と夢」
...二人を見つめていた三四郎の視線のうちにはぜひともこれらの壮漢がはいってくる...
夏目漱石 「三四郎」
...イヤこの壮漢の語った話を聞くにつけ...
藤野古白 藤井英男訳 「戦争」
...揃(そろ)って頬髯を生やした壮漢たちが...
山本周五郎 「半之助祝言」
...又は鉄塊上の一点を狙って大ハンマーを繰返し繰返し振り下す青服の壮漢の...
夢野久作 「「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能」
...六人もの生命(いのち)知らずの壮漢を向うに廻しながら...
夢野久作 「冥土行進曲」
...上の崖から飛下りた一個の壮漢が...
吉川英治 「三国志」
...事の次第を聞いて彼方から飛んで来た六尺ゆたかな色白な壮漢があった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...と見る椅子の影から一人の壮漢が飛鳥の如く躍り出すや否や...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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