...さらに二人のお客がふえたことは大変な番狂わせになります...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...飛んだ番狂わせの気違い沙汰に過ぎなかったのだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...先の四十円の予算とは大変な番狂わせでありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...実際の競馬ではああした番狂わせにはめったに出くわせないであろうし...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...確かに番狂わせでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...予期したとは全く番狂わせの立合であったからのことで...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友が睨み足りなかったことに起ったこの場の番狂わせ――三十一「友さん...
中里介山 「大菩薩峠」
...どういう番狂わせが出来るか知れたものでない...
中里介山 「大菩薩峠」
...そいつは大変な番狂わせだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...時次郎 (安兵衛の手を掴み)間に合わねえと大番狂わせだ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...判定席の前を逃げ切る番狂わせは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...すっかり番狂わせになってしまいましたっけ」老人は語り終ると...
松本泰 「日蔭の街」
...ために大きな番狂わせを吃(く)い...
南方熊楠 「十二支考」
...かえってから気がおちつかずすっかり番狂わせになってしまいました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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