...老いたる番僧はわが出づるを見つれど...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...米の切符制実行――番僧さんが私の分まで貰つて来て下さつた...
種田山頭火 「一草庵日記」
...番僧蝋燭の火をつりおろして井の中を見す...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...番僧セラビオンは群集を追ひ散らさうとした...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...それとは知らぬ番僧どもは...
中里介山 「大菩薩峠」
...番僧たちはうまく口を合せていた...
長谷川時雨 「西川小りん」
...ただ番僧のひとりがそっと案内に出て...
吉川英治 「黒田如水」
...そこでは番僧から神鬮(みくじ)をうけていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...番僧たちは、監寺(かんす)、提点(ていてん)などを先に立てて、智真長老の座下へ迫った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...番僧雑人(ぞうにん)十数名を殺傷し...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こんどのご番僧さんは話せそうだぜ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その気持を察して、誰かが、『番僧、断れ、通してはならんぞ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...万一の準備はしておいたほうがよかろうぞ』番僧たちは...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...番僧たちが、いり代り立ち代り、その炉(ろ)のある部屋を覗きに来るのだった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そして、そこを閉めきろうとすると、一人の番僧が、『……おや?』と、山門の内側の隅へ眼をみはった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...番僧はそばへ寄って行った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...中には住職や番僧に面会を求めて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「客僧どの」「はい」「まだお寝(やす)みではございませんでしたか」聞き馴れた番僧の言葉づかいである...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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