...米の切符制実行――番僧さんが私の分まで貰つて来て下さつた...
種田山頭火 「一草庵日記」
...お前と来たら番僧の倅(せがれ)で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...頬を結(ゆわ)え髪に藁をした番僧がそれにつづく...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...私は番僧か教員だろうと睨んだが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...早くも番僧の問題となった...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ番僧のひとりがそっと案内に出て...
吉川英治 「黒田如水」
...番僧の一人がきて叫んだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...番僧雑人(ぞうにん)十数名を殺傷し...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こんどお代りになったご番僧さんじゃござんせんか」青草蛇(あおだいしょう)ノ李四(りし)と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こんどのご番僧さんは話せそうだぜ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...『なんじゃろう、騒がしいが? ……』こう誰か云って、耳をそばだてたところへ、番僧が、『たいへんです』と、駈け込んで来て、事態を早口に告げたのである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...その気持を察して、誰かが、『番僧、断れ、通してはならんぞ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...万一の準備はしておいたほうがよかろうぞ』番僧たちは...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そして、そこを閉めきろうとすると、一人の番僧が、『……おや?』と、山門の内側の隅へ眼をみはった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ほんとの女らしいぞ』番僧はつぶやいた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「どなたじゃの」番僧の声がした...
吉川英治 「親鸞」
...「客僧どの」「はい」「まだお寝(やす)みではございませんでしたか」聞き馴れた番僧の言葉づかいである...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...番僧も外から障子へ手をかけた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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