...「うまいね」「○○ぢや一番うまい」「だけど...
有島武郎 「半日」
...兄は一番うへの總領だから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一日中の一番うれしいことだった...
海野十三 「少年探偵長」
...一番うれしそうでした……」それは正造の苦衷をなぐさめようとする惻隠の響であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...皮肉(ひにく)の間(あひだ)が膩(あぶら)が乗つて一番うまいものなんです...
薄田泣菫 「茶話」
...………………私はK劇場の客席の一番うしろの暗がりのなかに立っていた...
高見順 「如何なる星の下に」
...そのなかから一番うつくしい女をえらんで結婚した...
竹内浩三 「愚の旗」
...何もしないでうつむいている小春の姿が一番うつくしい...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...ダンスの品評会かい? 男で一番うめえのは何と云っても己(おれ)じゃねえか...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...おけつの振り方は関さんが一番うまいよ」「そりゃそうさ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...煙草の一番うまいのはやはり仕事に手をとられてみっしり働いて草臥(くたび)れたあとの一服であろう...
寺田寅彦 「喫煙四十年」
...一番うれしゅうございます...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...一番うまい茶の出来る条件を一度探しておけば...
中谷宇吉郎 「「科学的」方法の適用されぬ場合」
...一番うるさくしたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして神様が一番うへの梯子段に足をおかけになるといつしよに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...ところが夕刊の劇評はサトウが一番うまいと来たんで呆れる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...糖がないということは一番うれしいことです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...同時に殴られなかったのは屋敷だけで一番殴られるべき責任のある筈の彼が一番うまいことをしたのだから私も彼を一度殴り返すぐらいのことはしても良いのだがとにかくもうそのときはぐったり私たちは疲れていた...
横光利一 「機械」
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