...その畦(うね)に播(ま)いた...
芥川龍之介 「煙草と悪魔」
...苅入れを終つた燕麥畑の畦に添うて...
有島武郎 「秋」
...畦道がおしまいになって...
海野十三 「空襲警報」
...畦(くろ)に放した馬の両腹の...
鈴木三重吉 「千鳥」
...せまい畦道(あぜみち)を一列にならんで進み...
太宰治 「逆行」
...長い畦(あぜ)の列や...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...田畑の畦には竹などを並べ植え...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...午後貸間にて短篇畦道脱稿...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...其青田の畦には星月夜の花の草村が茂つて居る...
長塚節 「白甜瓜」
...とうとう私は藪上の桑畑の畦まで押しあげられる...
前田夕暮 「種紙の青む頃」
...一面の田は稲の穂が少し黄ばんで畦の榛の木立には百舌鳥(もず)が世話しく啼いておる...
正岡子規 「死後」
...五月十三日 今日学校から帰って田に行ってみたら母だけ一人居(い)て何だか嬉(うれ)しそうにして田の畦(あぜ)を切っていた...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...肥※自愛満畦蔬...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...稻田の畦の小徑を宿屋まで歸つて來た...
吉江喬松 「霧の旅」
...野や畦(あぜ)を...
吉川英治 「親鸞」
...四五町も畦道を登つたけれども...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...四五町も畦道を登ったけれど...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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