例文・使い方一覧でみる「略」の意味

...北緯四十一度に近い蝦夷（えぞ）の西岸オタルナイから三十一度の薩摩の南端に至るといえば大略の見当はつくであろう... 北緯四十一度に近い蝦夷の西岸オタルナイから三十一度の薩摩の南端に至るといえば大略の見当はつくであろうの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...あるいは政略のため... あるいは政略のための読み方
井上円了「おばけの正体」

...そうした支那侵略の手先になるのを潔（いさぎよ）しとしない軍人もおったのだ」「はっ」と北槻中尉はゴロを食った（叱（しか）られた）みたいな声を出した... そうした支那侵略の手先になるのを潔しとしない軍人もおったのだ」「はっ」と北槻中尉はゴロを食ったられた）みたいな声を出したの読み方
高見順「いやな感じ」

...――しかし軍事費はいうまでもなく侵略用のものではなくて国防上のものだが...
戸坂潤「現代日本の思想対立」

...地位ある人々をけなすのを――さすがに目配せや略語をもっておずおずとではあったが――はばからなかった...
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...九　テナルディエの策略翌朝少なくとも夜明けより二時間ぐらい前に...
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...これによつても六略は單に書籍の簿録でなく... これによつても六略は單に書籍の簿録でなくの読み方
内藤湖南「支那目録學」

...それが校讐略である... それが校讐略であるの読み方
内藤湖南「支那目録學」

...是れ此間の大略なり... 是れ此間の大略なりの読み方
蜷川新「天皇」

...去年發兌時事小言の緒言に云く、前略、記者は固より民權の敵に非ず、其大に欲する所なれども、民權の伸暢は唯國會開設の一擧にして足る可し...
福沢諭吉「帝室論」

...冨山房百科全書の「子供の科学」の物理についての啓蒙的な記述があるいはコフマンの「科学の学校」の抄略された頁の幾分かを補充する役に立つかもしれない...
宮本百合子「科学の常識のため」

...侵略戦争をする必要は無くなる... 侵略戦争をする必要は無くなるの読み方
三好十郎「廃墟（一幕）」

...棠軒公私略に「己未九月廿一日夕男子出生... 棠軒公私略に「己未九月廿一日夕男子出生の読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...公私略に、「十二月十四日御参府御供在番被仰付、同廿四日御発駕」と云つてある...
森鴎外「伊沢蘭軒」

...「しかれども案ずるに注連つるくしの略なるべし云々」とある... 「しかれども案ずるに注連つるくしの略なるべし云々」とあるの読み方
柳田國男「地名の研究」