...畢竟、これが最善の選択肢だと思います...
...彼女は畢竟若いので、まだ経験不足です...
...結婚を考えると、畢竟お金も大切な要素です...
...商談は畢竟成立しなかったが、次に期待しましょう...
...彼の発言は畢竟正しいと思われます...
...畢竟(ひっきょう)正直と変わらないでしょう...
芥川龍之介 「河童」
...――「わたしは畢竟失敗者だつた...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...個性の自由なる實現に對する他律的規範として民族的特質との一致が要求さるるとき民族主義とは畢竟過去の史實を模倣する要求である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...我等の目標とする教養の理想が畢竟神的宇宙的生命と同化するところにあることは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...それで畢竟(つまり)は種市助役の代理になつて...
石川啄木 「足跡」
...畢竟これだけに盡きてゐると言つても好い...
小穴隆一 「二つの繪」
...動物に対する感情の相違は畢竟(ひっきょう)民族の問題であると喝破(かっぱ)した...
谷譲次 「踊る地平線」
...これに反してドイツに古い意味での哲学科学の発達したのは畢竟(ひっきょう)かの国民の「頭の悪い」ため...
寺田寅彦 「映画時代」
...技巧というものが畢竟それ限りのものであって...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...畢竟するに戯曲の会話と云うものは...
豊島与志雄 「戯曲を書く私の心持」
...畢竟彼の身体の弱さであったろう...
中島敦 「狼疾記」
...畢竟(ひっきょう)言語壅蔽(ようへい)諸司不行届(しょしふゆきとどき)の致す所と深く恐れ入り候次第に付...
服部之総 「新撰組」
...畢竟(ひっきょう)地方分権に基礎をおく幕府的統一――水戸派尊攘の提唱はその主観いかんにかかわらず...
服部之総 「尊攘戦略史」
...畢竟内に存するものなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...畢竟(ひっきょう)私が始めて持(もっ)て帰(かえっ)たのが因縁(いんえん)になったことです...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...これ畢竟(ひっきょう)古句を見る事の少(すくな)きがためなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...「それにしてもわれわれ人間は、『精神はそれが人間から離れている時はあんなに明敏で偉大で完全であるのに、それが人間の中にある間はあんなにも下界的で無知で混沌としているという声も、畢竟、下界的で無知で混沌としている人間の一部である精神から発した声であるのだから、したがって同様に、信頼のおけない声なのである』と認めるくらいの賢さは持っている」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...是は畢竟(ひっきょう)ホドの原意が一般にもう朧(おぼ)ろになってしまって...
柳田国男 「木綿以前の事」
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