...その畢るや、滿場の話柄はベルナルドオがダンテの詩の上にかへりぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...尤もその甚だしきは其方どもの喜ぶ所のものは其方どもの肉も命をも奪うて畢るならん...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...到底肉体は腐朽して畢るのみならん...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...以上 地名を考證し畢る...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...以上官名を考證し畢る...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...以上 人名を考證し畢る...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...唖子新福主人来りて花月第一号の編輯を畢る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...おすがは莖を切り畢ると後へもどつて掘つてある大きな土の塊を兩手で二尺計り揚げてどさりと打ちつける...
長塚節 「芋掘り」
...私は講習會の畢ると共に其報酬を旅費にして歸省しました...
長塚節 「教師」
...女は莖を切り畢ると後へもどつて掘つてある大きな土の塊を兩手で二尺許り揚げてどさりと打ちつける...
長塚節 「寫生斷片」
...一段畢ると家の内はがやがやと騒がしく成る...
長塚節 「太十と其犬」
...其一くさりが畢ると瞽女は絃を緩めで三味線を紺の袋へ納めた...
長塚節 「太十と其犬」
...女は衣物を干し畢ると落ち相になつた帶を兩手で一搖りゆりあげて暫く遠くを見て居た...
長塚節 「松蟲草」
...第一部を讀み畢ると...
堀辰雄 「手紙」
...但し、男精と女血の混ずるを忌むにより、刀自二人男の側にあり、事畢るに臨み、男を曳き退け外に泄さしむと...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...蘭軒は書を集むるを以て能事畢るとなしたものではない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それで能事畢ると云ふわけではない...
森林太郎 「翻譯に就いて」
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