...長屋近間の茗荷畠や...
泉鏡花 「遺稿」
...独り畠径(はたみち)を辿(たど)り往(ゆ)くに...
巌谷小波 「こがね丸」
...猿は山畠に豆をとりに来るが...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...そのために畠そのものが一つの大きな厄介物となることが時々あるのは事実であるが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...村から森にかけてちゃんと開けた畠になっているところに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...其所(そこ)から往来まで持ち出すのがまた大変……山際(ぎわ)には百姓家の畠があって...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...五十一お島が楽(たのし)みにして世話をしていた植木畠や花圃(はなばた)の床に...
徳田秋声 「あらくれ」
...九三九円〔『第四統計年鑑』〕しかして茶畠反別は...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...この芍薬畠(ばたけ)の傍(そば)にある古びた縁台のようなものの上に先生は大の字なりに寝た...
夏目漱石 「こころ」
...高粱(かうりゃう)の畠(はたけ)を分(わ)けて銃架(じうか)の影(かげ)はけふも続(つゞ)いて行(ゆ)く銃架(じうか)よ...
槇村浩 「生ける銃架」
...河内路や東風(こち)吹き送る巫女(みこ)が袖雉(きじ)鳴くや草の武蔵の八平氏三河なる八橋(やつはし)も近き田植かな楊州の津も見えそめて雲の峰夏山や通ひなれたる若狭(わかさ)人狐火やいづこ河内の麦畠しのゝめや露を近江の麻畠初汐(はつしお)や朝日の中に伊豆相模(さがみ)大文字や近江の空もたゞならね稲妻の一網打つや伊勢の海紀路(きのじ)にも下(お)りず夜を行く雁一つ虫鳴くや河内通ひの小提灯糞...
正岡子規 「俳人蕪村」
...夥しく出続き家も畠も沈み...
南方熊楠 「十二支考」
...大角豆畠(ささげばた)にしばらく隠れて居るというような言い伝えもあるからである...
柳田国男 「こども風土記」
...アガルは田畠仕事場から上(あが)ってくること...
柳田国男 「木綿以前の事」
...北畠具行(ともゆき)...
吉川英治 「私本太平記」
...居所不明の北畠親房(きたばたけちかふさ)などから...
吉川英治 「私本太平記」
...北畠顕家の奥州勢が...
吉川英治 「私本太平記」
...三浦殿を悩ました秩父の畠山重忠が...
吉川英治 「源頼朝」
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