...沙金を妻(め)にするわしが、畜生なら、親を殺そうとするおぬしも、畜生ではないか...
芥川龍之介 「偸盗」
...わからんか 畜生...
猪狩満直 「炭坑長屋物語」
...アノ畜生が来た許りに……...
石川啄木 「病院の窓」
...……別嬪(べっぴん)の娘の畜生め...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...寝間着姿の岩瀬氏は、さもねむくてたまらないというように、眼をこすりながら、電報をひらいて、ぼんやりと眺めていたが、「畜生、また、いたずらだ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...畜生め、も少しで牛に耳をくわれるところだった...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...「畜生っ」庄吉は...
直木三十五 「南国太平記」
...こん畜生」後ろへさがって米友は待(まち)の形(かた)に槍を構え直した...
中里介山 「大菩薩峠」
...「畜生、弱ってやがる、これなら大丈夫だろう」二人の犬殺しは、頭を上げたムク犬の相好(そうごう)を暫らく立って見ていたが、一人が棒を取り出して、「やい、畜生、どうした」と言って、その棒をムク犬の顋(あご)の下へ突き込みました...
中里介山 「大菩薩峠」
...人畜われを捨てゝ去ること遠し...
長塚節 「草津行」
...鰹をやれ」「運のいい畜生だ」「おうい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...この辺のうるさい人畜は一夜のうちにみな死に絶えてしまったかと思われるほどの清々しさ...
久生十蘭 「魔都」
...寄るな、寄るな、移り香がすらア」笑子はたちまち目を吊し上げて、「畜生、ぬかしやがったな」と掴みかかって行くのを、さすがダンスの先生だけあって、身軽にその手の下を潜り、ステップでも踏むような軽々とした足取りで囲爐裡の向う側まで逃げて行くと、ペロリと赤い舌を吐いて、「笑ちゃん、止しなよ、こんな浅黄裏は外国(アチャラ)で散々喰いあきている...
久生十蘭 「魔都」
...この畜生、牙野郎(デントゥーソ)め...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...牧畜に対する高い奨励金...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...家畜の数がおびただしく...
柳田国男 「海上の道」
...人間を畜生以下に規定して...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...犬畜生ではない」焚火のうえに...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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