...様々な事をいツて留めるんだ...
石川啄木 「漂泊」
...だれも私に目を留める者がなく...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...義兄に楯(たて)を突いてまで引き留める気はないのであるから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...わたしを引留めるほどの力は...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...博士はその説に対する様々な質問をどれでも同じ一つの説明で受け留める技術を有っている人で...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...誰も気に留める者はない……...
豊島与志雄 「田園の幻」
...」「突留めるところまで...
永井荷風 「にぎり飯」
...念の爲、もう一度きいて見て、それでも分らなかつたら今日(けふ)は諦(あきら)めてかへらうと思ひながら、竿を持つた蜻蜒釣りの子供が二三人遊んでゐるのを見て、呼留めると、子供の一人が、「それはすぐそこの家だよ...
永井荷風 「羊羹」
...留めるすべはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友を抱き留めることができました...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の本領は涙がストーブに落ちて蒸發することに意を留める處にあるのだ...
長塚節 「教師」
...なんでも丹念に書き留めるくせのある男だった...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...留める間もなくサッと部屋の外へ出てしまいました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...突き留めるまでには半年かゝるだらう」「へエ――」平次はそれつ切りこの事件から手を引いて了ひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...刄の滑りを留めるのに役立つかも知れません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「親分」八五郎は氣味惡さうにそれを留める間もなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の覚悟はこの通り』と言うと用意の剃刀を取って留める暇もあらばこそ...
正岡容 「寄席」
...一発で仕留めるんだ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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