...樣々な事をいつて留めるんだ...
石川啄木 「漂泊」
...と雷の児(こ)が泣いて留める...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...瞬間に過ぎ去るような現象を捕えるのにはやはり「水ぎわまでの間に敵を仕留める」呼吸を要するであろう...
寺田寅彦 「空想日録」
...そうして心しずかに星を仕留めることができた...
寺田寅彦 「空想日録」
...犯した殺人の被害者らの名を書き留める...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...博士はその説に対する様々な質問をどれでも同じ一つの説明で受け留める技術を有っている人で...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...転倒する間ぎわになってようやく自分を引留めることができた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ポアイエの人たちは引き留めるような様子をした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あるいは生命を取り留めることができましょう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人の足を引留めるほどの奇抜なものでもなんでもないから...
中里介山 「大菩薩峠」
...引き留めるようにして浅吉が...
中里介山 「大菩薩峠」
...他(ほか)のものゝ留めるにも拘らず...
夏目漱石 「それから」
...女共が留めるにきまつてゐますからね」「成程そいつは良い術(て)だ」「親が夢枕に立つた話だつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誰も留める隙もありません...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...なんの気もなしにかの鏡に眼を留めると...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...傳記者が書き留めるか否かといふことから獨立に行はれる客觀的な出來事の見地からするならば...
三木清 「歴史哲學」
...あまり留めるものだからそれに引かれていたのですよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...記憶に留めるほどの刺激を受けたこともなかった...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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