...読んでいる本を突き留めるには...
谷譲次 「踊る地平線」
...瞬間に過ぎ去るような現象を捕えるのにはやはり「水ぎわまでの間に敵を仕留める」呼吸を要するであろう...
寺田寅彦 「空想日録」
...また一方では捨てようとして捨て切れない現世への未練の糸の端をこれらの遺物につなぎ留めるような心持ちもあるかもしれない...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...突き留める気にもなれなかつた...
徳田秋声 「のらもの」
...一見極めて当然な併し実は甚だはっきりしない相互作用の正体を突き留めることが出来る...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ただ思い出すままを書き留めるのだとか...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...拳闘選手(けんとうせんしゅ)のものすごい打撃(だげき)を受け留めることは絶対(ぜったい)にできない...
富田常雄 「柔道と拳闘の転がり試合」
...耳に留めるものはおそらく一人もなかろうと思われたのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...留めるのなら留めるでいいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分が引留める権能もなし...
中里介山 「大菩薩峠」
...もうお止しな」「留めるのかい」「まあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...力を以て引留めることの限りではないと...
中里介山 「大菩薩峠」
...君を引留める何物の力もないということがわかり出したようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...刄の滑りを留めるのに役立つかも知れません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見つともない」それを留めるのが平次にも精一杯...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...待つた」平次が引留める間もありませんでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...父の大澤傳右衞門と錢形平次はそれを留めるのが精一杯です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...弟は目でわたくしの傍へ寄るのを留めるやうにして口をあきました...
森林太郎 「高瀬舟」
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