...家中(うちじゅう)で引留める...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...舷の梁上(はりうえ)に留めると...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...真鍮の九ポンド砲を私が調べているのを目に留めると...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...(ヘレナの服のボタンを留める)まったく...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...突き留める気にもなれなかつた...
徳田秋声 「のらもの」
...博士はその説に対する様々な質問をどれでも同じ一つの説明で受け留める技術を有っている人で...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...忠告して差留めるであろうところのものまでも...
中里介山 「大菩薩峠」
...その旅情を留めるというのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...島から姿を隱したといふ例の男の居所はまだ突き留めることが出來ません...
南部修太郎 「死の接吻」
...突き留めるまでには半年かゝるだらう」「へエ――」平次はそれつ切りこの事件から手を引いて了ひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お富は浜町の父親の許(もと)に留めるのが穏当だろうということになり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「爺さんも強情過ぎるよ、――死ぬ氣になつたのは、よく/\の仔細(しさい)があるだらうが、留める方だつて、道樂や洒落(しやれ)ぢやない」「へエ、まことに相濟みません」老人は死に神から解放されて、張合ひ拔けのしたやうに、ピヨコリとお辭儀をしました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前さん」驚いてそれを引留めるお靜...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...貧士の一人や半分を仕留めるのに手間ひまはかけない...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...彼等は心に神を留める事を欲しないから...
矢内原忠雄 「帝大聖書研究会終講の辞」
...ウブメは必ず深夜に道の畔(あぜ)に出現し赤子(あかご)を抱いてくれといって通行人を呼び留める...
柳田国男 「山の人生」
...」こう彼はひき留める塩野たちに苦しく云ってはその場を切りぬけた...
横光利一 「旅愁」
...義統はあくまでも領主として留めるが...
和辻哲郎 「鎖国」
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