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内田魯庵 「八犬伝談余」
...さしたる衝突もないのに僚友の引留むるを振払って帰朝してしまった...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...而かも一騎の屍(かばね)を其の燒跡(やけあと)に留むる者(もの)なからんとは...
高山樗牛 「瀧口入道」
...曾て一大貝塚有りし證跡(せうせき)を留むと云ふ...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...母は又何とか道理(ことはり)を説いて何時も彼を家に引き留むるのである(she always had some good reason why he should stay at home)母は...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...大地にわが体の落ち着くまでに敵を仕留むるの覚悟をせよ」とかいう文句がある...
寺田寅彦 「空想日録」
...トロイアの 55すべての部隊おし留む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼を襲ひて速に捕へて息の根を留む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...陳じ終れば其聲を*エリンニュエスはおし留む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...皆亡び去る時や斯く?聖イリオンの城門を出でんと焦せり悲しめる王プリアモス留むべく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 415『留むる勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...集會(しふゑ)の場(には)につなぎ留む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...尚ほ能く光輝ある成績を留むるを得るに反して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そして足を留むる場所がどこにあるのやら...
豊島与志雄 「故郷」
...留むるままに、五日、十日と滞在の日を重ねました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...如何(いか)でかかる細事(さいじ)に心留むべきぞ...
福田英子 「妾の半生涯」
...世界希覯の多種の貴重生物をして身を竄(かく)し胤を留むるに処なからしめて...
南方熊楠 「十二支考」
...其の活溌なる説話の片言隻語を洩さず之を収録して文字に留むること能わざるは...
若林※[#「王+甘」、第4水準2-80-65]藏 「怪談牡丹灯籠」
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