...墺英両国は仏・巴軍を圧してライン河畔に進出した...
石原莞爾 「戦争史大観」
...某教員が深夜墓畔(ぼはん)を通行せしに...
井上円了 「おばけの正体」
...小日向神社境内の稻荷祠畔は...
大町桂月 「小日向臺」
...陛下のもっともつつましき下僕 R・エセックス」黒河河畔の敗戦の報が彼に届いたとき...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ロンドンのテームス河の畔(ほとり)で...
高神覚昇 「般若心経講義」
...夫婦は河口湖畔のフジ・ヴィウ・ホテルに泊ったのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...日本橋の橋畔あたりの賑いもそれと少しも違うところはなかったのである...
田山花袋 「日本橋附近」
...鬼怒川畔の男女の悲劇は...
田山録弥 「初冬の記事」
...山路と一緒に大川畔(ばた)のある意気造りの家の二階の静かな小間で...
徳田秋声 「仮装人物」
...閣下にして苟くも進退其の機宜を誤まれば遂に屬僚にも離畔せられ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...今や之をイリソス河畔の墳塋のうちに葬られてゐるシュリーマン博士の下に...
濱田耕作 「シュリーマン夫人を憶ふ」
...ペットは湖畔に出て...
林芙美子 「美しい犬」
...アッタシイの湖畔へ引きうつって...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...それが諏訪湖畔の私の家迄続いて...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...行到琵琶湖水畔...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...四条の畔(ほとり)で...
吉川英治 「親鸞」
...こんな山奥の沼畔にいつまでも置いては可哀想じゃないんですか...
蘭郁二郎 「植物人間」
...『嫌悪感――というもんは非道(ひど)いもんだな、鱗粉が触っただけで、皮膚が潰瘍(かいよう)する許(ばかり)か、心臓麻痺まで起すんですね』春生がいうと、畔柳博士は、こっくり頷(うなず)いて、『おや、臭いぞ……』とドアーの方を見詰めた...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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