...家主はホームズに畏敬の念を抱いており...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...その間に次第に人間の教養は高くなってきても祖先伝来のこれらの考え方に対する畏敬の念は...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...これもいつしか畏敬の念を禁じ得ない...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...常に人に接するから逢う人は必ず畏敬の念を起すと同時に容易に近づく事の出来ぬという趣があった...
伊藤左千夫 「正岡子規君」
...博士の肚の太さに対し畏敬の念を生じた...
海野十三 「地球発狂事件」
...私は人の富や名声に対しては嘗(か)つて畏敬の念を抱いた事は無いが...
太宰治 「佳日」
...畏敬の念を抱いた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...畏敬の念で私は彼女を見上げた...
豊島与志雄 「憑きもの」
...多少畏敬の念の交った不安さを覚えさせられた...
豊島与志雄 「変な男」
...敵軍すらもフランスに対する畏敬の念を覚えた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ほとんど神の裁きほどに超個人的なる民衆の広大な裁きに対する畏敬の念が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おのづから畏敬の念を禁じ得ざるも豈(あに)偶然ならんや...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...日頃惡感を懷いて居たけれどかうして面接して見ると自然と自分に畏敬の念を起させる...
長塚節 「教師」
...神聖なものに対する畏敬の念という一番大事なものを教わったことをいつも内心では喜んでいる...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...一たびこれに接して畏敬の念を生じたる春岳(しゅんがく)はこれを聘(へい)せんとして侍臣(じしん)をして命(めい)を伝えしめしも曙覧は辞して応ぜざりき...
正岡子規 「曙覧の歌」
...なお是だけの畏敬の念は生まれなかったろう...
柳田国男 「海上の道」
...「さすがは」と、一見して、呉侯孫権も、畏敬の念を、禁じ得なかった...
吉川英治 「三国志」
...畏敬の念を起こさせ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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