...自分の心が一種厳粛な畏怖の念に充されたのを感じた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...子供の時から聞かされていたこともこの畏怖の念を助長する効果はあったかもしれないのであるが...
寺田寅彦 「家庭の人へ」
... 405諸神は畏怖の念に滿ち再び彼に觸れざりき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...睨み進めばトロイアの駿馬を御する軍勢と脛甲堅きアカイアの陣勢畏怖の念に見る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...この男の分析力への畏怖の念がつのったわけなのだが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...私は母に対して一種の畏怖の念さえ懐いたのである...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...すっかり畏怖の念に打たれてしまい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...――畏怖の念なしに彼女を見ていることはできなかったからである...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...それでもやはり非常に畏怖の念を起させるものだった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...正しくこれは大学者の姿であるといふやうな漠然とした畏怖の念も涌き...
牧野信一 「文学とは何ぞや」
...そして名状しがたい畏怖の念でガバと起き上った...
松永延造 「職工と微笑」
...なお単なる畏怖の念以上のものをもって...
柳田国男 「山の人生」
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