...「まるで玻璃鐘(はりしょう)の音(ね)じゃな...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「小夜啼鳥」
...さて何を享(う)ける?孔雀の悲しみ 動物園にて蝶はわが睡眠の周囲を舞ふくるはしく旋回の輪はちぢまり音もなくはや清涼剤をわれはねがはず深く約せしこと有ればかくて衣光りわれは睡りつつ歩む散らばれる反射をくぐり……玻璃なる空はみづから堪へずして聴け! われを呼ぶ夏の嘆きわれは叢(くさむら)に投げぬ...
伊東静雄 「詩集夏花」
...寧ろこの円形の玻璃板に透見るを悦ぶ...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...玻璃色(びいどろいろ)の薔薇(ばら)の花...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...多量の玻璃(はり)質に包まれて...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...このランプ室でいったいなにを見たと思う?……破(わ)れた玻璃窓でもない...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...玻璃のやうな滑かな湖上を滑るやうにして通つて行つた...
田山録弥 「船路」
...静まり返ってる玻璃宮の中に起った...
豊島与志雄 「悪夢」
...焼絵玻璃(やきゑがらす)で黄色くなつて...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...探偵は玻璃の衣裳をきて...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...玻璃越しに見える花々にわたしは見とれる...
原民喜 「遥かな旅」
...玻璃鉢がえらい音を立て床の上で微塵に砕けた...
久生十蘭 「魔都」
...簷馬(ふうりん)の玻璃(はり)に透(とお)りては玉(ぎょく)玲瓏(れいろう)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...玻璃(はり)越しに中庭を眺めてゐた...
正宗白鳥 「雨」
...尊兄の詩篇に鋭角な玻璃状韻律を發見したのは極めて最近である...
室生犀星 「聖三稜玻璃」
...すぐ妃の君が玻璃(がらす)の(わん)を盆にささげて...
吉川英治 「私本太平記」
...玻璃(はり)銀盤(ぎんばん)の卓には...
吉川英治 「新・水滸伝」
...今は湖に面した側の玻璃戸を悉くあけ払い...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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