...「まるで玻璃鐘(はりしょう)の音(ね)じゃな...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「小夜啼鳥」
...露臺(ばるこん)の欄にもたれてもの思ふうたびとの眼のやわらかさかなあはれにも宴(うたげ)あらけてめづらしき異國の酒の香のみ殘れるゆふぐれの河岸にただずみ水を見る背廣の人よ何を思へる諸聲(もろごゑ)の流行の小唄身にぞ染む船の汽笛の玻璃に鳴る時いまも汝(な)は廣重の繪をながめつゝ隅田川をば戀しとおもふや(明治43・9・23「東京朝日新聞」)...
石川啄木 「吉井君の歌」
...おいらの口は浄玻璃(じょうはり)だぜ...
泉鏡花 「海城発電」
...玻璃子(はりこ)と名づけた...
太宰治 「水仙」
...今日において蒸気・電気・鉄・石炭・玻璃(はり)等の大自在力をもって一大革命をなし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...大理石と青い玻璃とで出来てる大きなインクスタンドを貰ったことがあった...
豊島与志雄 「霧の中」
...頑丈な紫檀の硯箱と精巧な玻璃細工のインクスタンドが並んでいる...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...玻璃((はり))の王冠...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...腐れた酒の蒸気が冷(つめ)たいランビキの玻璃に透明な酒精の雫を形づくる迄のそれ自身の洗練はかりそめのものではない...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...ああ私の探偵は玻璃の衣裳をきて...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...玻璃鐘(はりしょう)の帽子をかぶせたサラドの促成畑...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...遊楽館(カジノ)の大玻璃窓(はりまど)の中に姿を現わし来たる...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...河上に 玻璃末の錯乱...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...黄金と玻(はり)の戸ある君が居室(へや)は陽(ひ)のひかり輝き充てり...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...家屋(すまい)も石造玻窓(はそう)にかぎり...
三宅花圃 「藪の鶯」
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宮沢賢治 「饗宴」
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三好達治 「一點鐘」
...玻璃器(はりき)を敲(たた)き立つ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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