...畏くも文部大臣からのお達しで定められた教授細目といふのがありますぞ...
石川啄木 「雲は天才である」
...畏くも天皇の御位に登らせられる皇太子様は...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...然るに畏くも 至尊統治の下に在りて施政の職に当れる栃木県地方官及下僚官吏ハ 聖旨を遵奉して吾等村民の生命財産を保護するに力を竭くさず...
田中正造 「非常歎願書」
...フランス国王リューイスが上述のわが畏くも高貴にして顕赫なる云々の陛下に対してなせる戦争★において...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...上述のわが畏くも高貴にして顕赫なる云々の陛下が幾何(いくばく)の軍隊をカナダ及び北アメリカに送る準備をしておられるかを...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...畏くも同月二十三日には七社七寺へ御祈祷のことなどがあつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...畏くも 天皇陛下は該式場に親臨あらせられ...
戸坂潤 「社会時評」
...……実に西博士は創立以来わが学園のもつ我等が指標にして畏くも教育者に賜りたる勅語の『健全ナル国民ノ養成ハ一ニ師表タル者ノ徳化ニ俟ツ』と仰せられたる御聖旨に副い奉るもの...
戸坂潤 「社会時評」
...その敷地として畏くも高松宮様から御所有地を賜わるということである...
戸坂潤 「社会時評」
...我国では畏くも淳和上皇が遺詔して...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...畏くも万邦をしてその所を得せしめると宣らせられる...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...畏くも萬邦をしてその所を得せしめると宣らせられる...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...九月十三日をもって恭しくこれを禁裏に奉献すると畏くも禁裏からは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...畏くも眞實帝室に反する朝敵の所在なかる可らずと雖ども...
福沢諭吉 「帝室論」
...畏くも其尊嚴をして其神聖を損するものにして...
福沢諭吉 「帝室論」
...「朕(ちん)はここに畏くも我上帝が...
穂積陳重 「法窓夜話」
...畏くも後醍醐帝が長くて高いのは折れたり挫けたりするおそれがあると仰せられ...
松本幸四郎 「大森彦七と名和長年」
...こえて永禄二年初夏、ふたたびの上洛にも、その前の折にも、畏くも、綸旨(りんじ)を降しおかれ、隣境の乱あらば討つべし、皇土をみだし、民を苦しめるの暴国あらば赴(おもむ)いて平定せよと、不才謙信に身にあまる御諚(ごじょう)であった...
吉川英治 「上杉謙信」
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