...共産圏から畏敬される国になりたいといっている...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...先にはいう「ヨブあに求むる所なくして神を畏れんや……されど汝の手を伸べて彼の一切の所有物を撃ち給え...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...沿岸の運動者がために畏縮することを慮って心を痛めた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...すなはち見畏みて遁げたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...夏の日は畏るべく...
大町桂月 「日月喩」
...畏敬に近いくらゐの感情で東京の読書人にも迎へられてゐる様子で...
太宰治 「津軽」
...此れが為めに自由党と提携を絶つに至るも復た畏るゝに足らずと説きたり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...畏りましたと御受けをする...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...わたしは江戸末代の戯作者や浮世絵師が浦賀へ黒船が来ようが桜田御門で大老が暗殺されようがそんな事は下民の与(あずか)り知った事ではない――否とやかく申すのは却て畏多い事だと...
永井荷風 「花火」
...高木は顔を引攣(ひきつ)らせて畏まり...
久生十蘭 「湖畔」
...僕は大原君を後生畏(おそ)るべき人物だと思う...
村井弦斎 「食道楽」
...畏(かしこ)くも至尊の御賞美を被(こうむ)り...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...心から畏れかしこみその権威に従おうとする人々に対しては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――そしてただ滄州(そうしゅう)の片ほとりに、その昔(かみ)の庭園や館(やかた)の美に、かすかなる金枝玉葉(きんしぎょくよう)の家の名残りを保(たも)ち、地方人の畏敬と、あるじの徳望とによって、なお門戸に、いくたの客を養い、荘丁(いえのこ)を抱えなどしているもので、その今日の当主を誰かといえば、柴進(さいしん)、あだ名は「小旋風(しょうせんぷう)」その人だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...畏(かしこ)まっていたが...
吉川英治 「親鸞」
...「あまり畏れ多いし...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...われらに降しおかれた勅宣(ちょくせん)に対して畏れ多い...
吉川英治 「源頼朝」
...いちばん上の一室へ畏る畏る伺候(しこう)した...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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