...當に死を畏るゝの中より死を畏れざるの理を揀出(けんしゆつ)すべし...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...すると良秀は畏まつて...
芥川龍之介 「地獄変」
...この大畏怖(だいいふ)を...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...実に畏(おそ)るべき国である...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...ことにその厳として秋霜烈日的なる人格は深く畏敬せられ...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...奥さんの言い付けだから金は一人に三十ペセタずつ渡してやりなさい」「畏(かしこ)まりました...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...さすがに一種の畏(おそ)れを覚えつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...不在でもわかるようにしておく」「畏(かしこ)まりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...手荒に振舞いたもうなよ」「畏まりて候」こういって鬼の面をかぶった数名のものが男装の女――いうまでもないお銀様を引立てて...
中里介山 「大菩薩峠」
...畏けれど自からなる帝王の御風格とや申し上げるべきであらう...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...六波羅の貴き君らを知らぬとは畏れ多いぞ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...この神等の畏く振舞ひ給ふ境には...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...畏(おそ)れおののいて...
吉川英治 「大岡越前」
...奥の広間へ年順にずらりと畏(かしこま)るのである...
吉川英治 「銀河まつり」
...しかるにすすんで勅を畏(かしこ)んだ...
吉川英治 「私本太平記」
...武門の上に仰ぎ畏(かしこ)むはただお一方(ひとかた)のほかあろうや...
吉川英治 「新書太閤記」
...「また、自分のことに回(かえ)るが、わしが御房の年ごろには、畏れ多いが、仏陀(ぶっだ)の御唇(みくち)も女に似て見え、経文(きょうもん)の宋(そう)文字も恋文に見えた...
吉川英治 「親鸞」
...かえって親鸞に対する恐怖と畏敬を高めてしまった...
吉川英治 「親鸞」
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