...神秘的な深い畏怖(いふ)の念をおこさせる...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...最も畏敬(いけい)するところの先輩とし...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...「畏る可き神」と云いしと伝えらる...
高木敏雄 「比較神話学」
...政府の權威にも畏れない...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そのほかは畏(おそ)れかしこんで神棚へ祀るほかには能事がない...
中里介山 「大菩薩峠」
...は――門前の小僧のためにしてやられましたね」「ほんとうに門前の後世畏(おそ)るべしでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...上を畏れざるの臣は除かねばならぬと主張した...
中島敦 「妖氛録」
...比較するだに畏(かしこ)けれど...
夏目漱石 「人生」
...けれども僕の前に出て畏こまる事よりほかに何も知っていない彼女の姿が...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そうした畏敬は対象の品位を傷つけるものですね...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...畏敬したからなんだ...
久生十蘭 「魔都」
...何故なら私の眼が畏敬(ゐけい)の念を持つて彼女の歩みの跡をつけたその時の氣持を未だ持ちつゞけてゐるからである...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...僕は厭悪(えんお)と多少の畏怖(いふ)とを以てこの子を見て通るのであった...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...畏(かしこ)きあたりの御事は申すも畏し...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...會堂の周圍の聖地に對する生來の畏敬などを振り棄てることはできなかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...お互ひの血液は全く一つの源泉から流れて來たことがはつきりしてゐるのであり、畏い話であるが、皇室の御血液を私たちの血管に戴いてゐるといふことも、藤原時代をご覽になればわかるのである...
吉川英治 「折々の記」
...畏(おそ)る畏る封を除くと...
吉川英治 「私本太平記」
...申しては畏れ多うござりますが...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??