...阿弥陀仏の御前(おんまへ)も畏(おそ)れ多い...
芥川龍之介 「往生絵巻」
...畏(かしこま)りました」ダリアは割合(わりあい)に元気に窓のところに歩みよっては...
海野十三 「赤外線男」
...猶兮若レ畏二四隣一...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...畏る可きを云うなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...畏りましたと云つて賣つて仕舞ふ...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...黙(だま)って畏(かしこ)まっているだけであった...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...後世之に鑑みて主人の盡す歡待に仇報ゆるを畏るべし』351 歡待を裏切るものを懲罰する神としてヂュウスに呼ぶ(XIII 624 にも)...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その代り他(ひと)の運命も畏れないという性質(たち)にも見えた...
夏目漱石 「行人」
...九月十三日をもって恭しくこれを禁裏に奉献すると畏くも禁裏からは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...そして名状しがたい畏怖の念でガバと起き上った...
松永延造 「職工と微笑」
...その威を涜(けが)すを畏れてなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...曰如是得無畏家人知乎...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...もっと多くの畏敬の念をもって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...くるにはくるが女子供は畏れない...
柳田国男 「雪国の春」
...畏震(イシン)シテ...
吉川英治 「三国志」
...畏(かしこま)って...
吉川英治 「新書太閤記」
...無理に畏(かしこま)って坐ってみる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それへ背を向けて坐っている身を畏(おそ)れて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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