...十日一水を画き五日一石を画くというような煩瑣(はんさ)な労作は椿岳は屑(いさぎよ)しとしなかったらしい...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...油絵ではつひにまだ本格的に画くまでに至らなかつた...
高村光太郎 「智恵子抄」
...お化けの絵を画くよ...
太宰治 「人間失格」
...いままでどおりの美しいものを美しく画く式の凡庸なタッチで画いていました...
太宰治 「人間失格」
...漫画もほとんど猥画(わいが)に近いものを画くようになりました...
太宰治 「人間失格」
...衣食に追われて画くようでは...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...魚がはねて水に環(わ)を画く...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...王宰の山水画には十日画一水 十日 一水を画き五日画一石 五日 一石を画くと題し...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...吉利支丹(キリシタン)の目明し右衛門作という油絵を上手に画く者に命じて...
穂積陳重 「法窓夜話」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...激すれば則ち廻瀾(かいらん)を画くべし...
正岡子規 「病牀譫語」
...(八月八日)八十九○或る絵具と或る絵具とを合せて草花を画く...
正岡子規 「病牀六尺」
...支那にも『類函』二二八に、竜を盾に画く、〈また桓元(かんげん)竜頭に角を置く、あるいは曰くこれ亢竜(こうりゅう)角というものなり〉...
南方熊楠 「十二支考」
...多く描き早く画く時...
柳宗悦 「工藝の道」
...絵附においても、線で画く者、「ダミ」を入れる者、点を打つ者、色を添える者、それぞれに分れる...
柳宗悦 「工藝の道」
...片端に顔を画くようになった...
柳田国男 「故郷七十年」
...説教者にパウルノックスの元気旺せずんば是れ唯規(き)に因(より)て線を画くのみ...
山路愛山 「英雄論」
...それに比べて池を画き楼閣を画くごとき浄土図は...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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