...若し馬の絵を画くことが出来さえすれば...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...油絵ではつひにまだ本格的に画くまでに至らなかつた...
高村光太郎 「智恵子抄」
...樹枝を画く時にここへ後から鳥を止まらせる用意としてあらかじめ書き残しをしておくような細工はしないのである...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...津田君はそういう魂のないものを我慢して画く事の出来ぬ性の人であるから...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...魚がはねて水に環(わ)を画く...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...そのギリシャ人一人のみが汝の脣を画くに足る...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...孫四郎の画くものが現に面白い事は否定出来なかつた...
長與善郎 「青銅の基督」
...(八月八日)八十九○或る絵具と或る絵具とを合せて草花を画く...
正岡子規 「病牀六尺」
...邦俗これを画くに...
南方熊楠 「十二支考」
...この国の木で圏(わ)を画くもまたしかり...
南方熊楠 「十二支考」
...ギリシアの古美術品に飛馬ペガソスを画くに必ず翼あり...
南方熊楠 「十二支考」
...専らその口伝(くでん)に拠って更に臥猪を画く...
南方熊楠 「十二支考」
...多く描き早く画く時...
柳宗悦 「民藝四十年」
...金碧(きんぺき)や丹青(たんせい)の燦(かがや)くうちにただ一つある墨絵の一室――狩野永徳(かのうえいとく)が画くところという遠寺晩鐘図(えんじばんしょうず)の襖(ふすま)をめぐらした部屋の上段から大きく聞えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...身顫(みぶる)いする林の上に大きな輪(わ)を画くのである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...デュウゼは足で画くラファエロである...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
...専門の画家が画くとすればあの直線を引く手間で普通に写実的な手を描いてしまうであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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