...油絵ではついにまだ本格的に画くまでに至らなかった...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...少しポンチを画く才能をもち...
太宰治 「虚構の春」
...地獄の馬を、画くよ」と、なぜだか、ひどく声をひそめて、竹一に言ったのでした...
太宰治 「人間失格」
...自分勝手の絵エ画くくらいならモデル使う必要あれしません...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...衣食に追われて画くようでは...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...樹枝を画く時にここへ後から鳥を止まらせる用意としてあらかじめ書き残しをしておくような細工はしないのである...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...津田君はそういう魂のないものを我慢して画く事の出来ぬ性の人であるから...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...而も形を実際に画くことなくして記号を用いて精神上之を写し...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...或る特定の社会構図を画くものではない...
豊島与志雄 「自由主義私見」
...鼎に山川万物を図すとか廟祠の壁に天地山川を画くなどいう記録がある...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...「あの虎は君が画くと面白からうと僕も思つてゐたんです...
長與善郎 「青銅の基督」
...◎怒れば則ち悪魔を画くべし...
正岡子規 「病牀譫語」
...画かきの戯(たわむれ)に画くものである...
正岡子規 「病牀六尺」
...下駄の跡が潮に淘(ゆら)るる鉄砂で黒く二の字を画く処あり...
南方熊楠 「十二支考」
...その人の肖顔(にがお)を壁に画く...
南方熊楠 「十二支考」
...私は古くして新しき「協団」の理念を画く...
柳宗悦 「工藝の道」
...余技ともいわれない墨梅を画く...
吉川英治 「梅ちらほら」
...奥村政信が画くところの...
吉川英治 「大岡越前」
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