...男気がある人が好きだ...
...彼は男気があって、みんなから尊敬されている...
...今日は男気を出して、アウトドアスポーツをする予定だ...
...ビジネスで成功するためには、男気も必要だ...
...彼女の前で男気を出そうとして、恥ずかしい思いをした...
...ぞろりとした色男気取りで待合へ出かけました...
谷崎潤一郎 「幇間」
...それらの物のハデな艶(なまめか)しい色彩はかえって男気(け)のない家の内の静寂をばどうかすると一層さびしく際立(きわだ)たせるように思われる事があった...
永井荷風 「寐顔」
...場所柄が長局であるということと、それと、ここでは誰も知った者のあろうはずはないが、昨今、この城下へ姿を現わした、あのイケしゃあしゃあとした、いや味たっぷりの、色男気取りの、向う見ずで、意気地なしの、がんりきの百というやくざ者の姿を思い浮べてみると、いい気持はしない...
中里介山 「大菩薩峠」
...男気が無いと見定めたからの事でしょうが...
野村胡堂 「百唇の譜」
...徳之助 いえ、いくら卑下(ひげ)しても、政さんは男気で、わたし達を助けてくれたんです...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...男気を完全になくしてしまった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...土方「……とんだ男気のある仁も有るもんだ...
三好十郎 「おスミの持参金」
...下を向いてそれを聞いている仙太郎……)誓いしことも有明の、月の桂の男気は、定めかねたる秋の空だまされたさの真実に、見下ろされたる櫓下」お蔦 (三味線と唄をフッツリ止める)……天下を俺一人で背負っているといった顔だ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...この家には嬢様と子供衆の外には男気と言っては俺がたった一人ぎり...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...永い間、男気無しのまま、人跡絶えたモノスゴイ山奥に、原始生活をして来た気の強い女……ことにタッタ一人でアラユル飢寒と戦いながら、四人もの子供を育てて来た母性が、如何に慓悍(ひょうかん)狂暴な性格に変化するものかという事実は、普通人のチョッと想像の及ばないところでしょう...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...この窓の真下の勝手口の処で立ち止まって汗を拭くんだから……そうして色男気取りでシャッポをチャンと冠(かぶ)り直して...
夢野久作 「ココナットの実」
...弱い者には親切で男気なということが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...男気はなく、お墨に、お房、という母娘(おやこ)ふたりの女世帯である...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...その真っ赤な男気(おとこぎ)ッてところにあやかりたいものでございます」「おお……」と弦之丞は尺八を取り上げて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...男気(おとこぎ)というものか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...男気(おとこけ)はねえ筈だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...魔除(まよ)けにお泊めなさるわけだな」「男気がないものですから」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...男気な小母さんは...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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