...雨ますます烈しくして男体颪(なんたいおろし)の強風吹き捲(ま)くって...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...男体山は日本の名山の一つで地図には Nantai とあるが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その夜非常によく眠て翌朝はドクタア・マレーと私とが男体山に登る事になっていたので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そのすべてに擢(ぬき)んでる男体は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...甲号は男体(だんたい)であり...
海野十三 「超人間X号」
...二本の短剣は空中に切り結び、いなずまのようにギラギラとひらめき、男体、女体ともに、腕にも、乳ぶさにも、腰にも、しりにも、ももにも、全身のあらゆる個所に無数の赤い傷がつき、そこから流れ出すあざやかな血潮が、舞踊につれて、あるいは斜めに、あるいは横に、あるいは縦に、流れ流れて美しい網目をつくり、ふたりの全身をおおいつくしてしまった...
江戸川乱歩 「影男」
...男体山より女体山まで八町...
大町桂月 「秋の筑波山」
...男体女体の二尖峯相並びて突起し...
大町桂月 「秋の筑波山」
...男体山(なんたいさん)...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...人夫の一人は男体山を富士山だかと三...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...男体山(なんたいざん)と湯岳(ゆだけ)との間の凹所(あふしよ)を越して...
田山録弥 「行つて見たいところ」
...男体(なんたい)女体(にょたい)二つ並んで水と空の間にゆったりと立った筑波が...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...男体の秋それに似ぬ臙脂(えんじ)虎と云ふものありや無しや知らねど紅葉の真盛りの男体山を真向正面から抒して...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...二荒山雲を放たず日もこぼれ雨もこぼるる戦場が原男体白根は雲中に出没し...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...ひげだらけなバロック式の男体支柱が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...四月二十九日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 日光中禅寺湖歌ヶ浜のいづみや旅館より(男体山の絵はがき)〕なかなか珍しい組み合わせで且つ珍しい小旅行です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...群った男体女体の美しい仏たちの前を通り...
横光利一 「旅愁」
...男体山が見えるかどうか知らないが...
吉川英治 「随筆 新平家」
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