...日本の江戸時代の男伊達(おとこだて)とかいうものに...
太宰治 「十五年間」
...日本の江戸時代の男伊達(おとこだて)とかいうものに...
太宰治 「パンドラの匣」
...まず男伊達(だて)の趣(おもむき)を備えた人である...
新渡戸稲造 「自警録」
...男伊達(だて)の行為よりもその精神を酌(く)めわが輩(はい)はつねに男伊達(だて)の制度を景慕(けいぼ)する者である...
新渡戸稲造 「自警録」
...たとえ当年(とうねん)の男伊達(だて)の意気を思慕(しぼ)するとはいえ...
新渡戸稲造 「自警録」
...ゆえにわが輩(はい)は外部に表れた男伊達(だて)の行為よりも...
新渡戸稲造 「自警録」
...勇は男一匹たるの要素人にまけ己(おの)れにかちて我(が)を立てず義理を立つるが男伊達(だて)なりの一首まことに深重(しんちょう)の味がある...
新渡戸稲造 「自警録」
...今後の男伊達(だて)は決して威張(いば)り一方では用をなさぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...男伊達が起つてきてからの社會では金がなければ...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...姐御の起つたはじめは――もとよりそれより前にも似た職分(しよくぶん)はあつたであらうが――男伊達(をとこだて)...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...今度は男伊達(おとこだて)を真似たものの...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...男伊達(おとこだて)とかいうものとはちがっていたからである...
火野葦平 「花と龍」
...剣を度胸で使う男伊達(おとこだて)一流の早技だ...
吉川英治 「剣難女難」
...男伊達(だて)だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼らの一族をも「男伊達(だて)」と敬称して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...この男伊達も、江戸へ来てから、風俗だの精神は大いに変化したが、江戸の町から発生した生(は)え抜きではない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もう茨組(いばらぐみ)などという徒党があって――もちろんそれは男伊達などとは敬称されなかったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...義と侠の男らしさを皮にして――)新興男伊達なるものが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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