...少くとも男らしくないじゃないですか...
芥川龍之介 「英雄の器」
...折角ひとが聴いとるものを途中で切ってしまうなんて男らしくないぞ」また先(せん)を越された署長は...
海野十三 「人間灰」
...兎のやり方が男らしくないのは...
太宰治 「お伽草紙」
...兎のやり方が男らしくないのは...
太宰治 「お伽草紙」
...男らしくないことを云ふもんぢやありませんよ...
田中貢太郎 「蟇の血」
...ほとんど利己的なもので他の考えよりもずっと男らしくないものだったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そう云ったとさ」「よっぽど男らしくない性質(たち)ですね...
夏目漱石 「虞美人草」
...「元来男らしくないぜ...
夏目漱石 「手紙」
...男らしくないとも勇気に乏しいとも...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...あいつのおやじは湯島のかげまかもしれない」「湯島のかげまた何だ」「何でも男らしくないもんだろう...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...先刻(さっき)から「男らしくしろ」とか「男らしくない」とかいう文句を聴(き)かされるたびに...
夏目漱石 「明暗」
...男らしくないことなので...
新美南吉 「久助君の話」
...あんな態度は男らしくないよ...
林芙美子 「就職」
...男らしくない三ン下奴だ...
火野葦平 「花と龍」
...このような無防備な女につきまとうのも男らしくないし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...実に男らしくない人だ...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...男らしくないと癇癪(かんしゃく)を起して...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...いっそもう男らしくないかたですわ」「おまえの眼は正しいようだ」と甲斐は頷いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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