...男らしい元気に溢(あふ)れているのを...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...男らしい気がしますもの...
芥川龍之介 「二人小町」
...生命の続く限りの男らしい活動である...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...手取早くただ男らしい活動の都府とだけ呼ぶ...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...その蠅男らしいのが...
海野十三 「蠅男」
...男らしい「正義」かと思って自己満足しているものが大半である...
太宰治 「如是我聞」
...江戸生れの男らしい男――それは『多情多恨』の葉山に見るやうな男らしい男であつた...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...寺男らしい爺とが...
田山録弥 「百日紅」
...何んなに男らしいか? 俺あ...
直木三十五 「南国太平記」
...ただちに男らしいとかあるいは剛毅(ごうき)とか...
新渡戸稲造 「自警録」
...「番頭の市五郎は喰えない男らしい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いかにも男らしい口振りである...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...情けは懲罸よりも男らしいといふ事を私は信ずる...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「劒の教義」
...スカフは事務的な男らしい手紙を書くが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...色男らしい気取った身振りを一つして...
夢野久作 「冗談に殺す」
...……実に男らしい尊い...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その男らしい切れ目の長い眼に涙を一パイに浮かめた...
夢野久作 「継子」
...「……もしや、この武蔵というお方は、美作(みまさか)の吉野郷(よしのごう)の人ではないかえ」「そうだよ、おらは播州、お師匠さんは宮本村、隣り国なんだ」「――そして、背の高い、男らしい、そうそう髪はいつも月代(さかやき)を剃らないでしょう」「よく知ッてるなあ」「子どものとき、頭(つむり)に、疔(ちょう)という腫物(はれもの)をわずらったことがあって、月代を剃ると、その痕(あと)が醜いから、髪を生(は)やしておくのだと、いつか私に話したことを思い出したの」「いつかって、何日(いつ)?」「もう、五年も前...
吉川英治 「宮本武蔵」
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