...男らしい元気に溢(あふ)れているのを...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...男らしい活力に溢(あふ)れてゐた...
芥川龍之介 「南京の基督」
...男らしい君の胸をぎゅっと引きしめるようにして...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...態度は如何にも男らしい...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...陽(ひ)にやけた男らしい男で...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...(きちんとした男らしい...
海野十三 「地獄の使者」
...五人のあらくれ男らしいのです...
江戸川乱歩 「大金塊」
...「あんたも男らしいもない...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...あなたも美い男よ……美い男というより男らしい男ね...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんな時に」「じゃ考える私は男らしい訳じゃありませんか」この答えを聴(き)いた時...
夏目漱石 「明暗」
...飯炊きは信州者の名前だけは色男らしい権三郎...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五十男らしい実体(じってい)さで挨拶しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...骨っぽい男らしい人柄を見上げる心持で居たお浜は...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...彼の振舞ひにはかくも男らしい力があつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そのあいだに、ジョウは玄関へいって、下男らしい人に、馬車をやとうことを頼みましたが、その人はその日だけやとわれた下男で、近所のことは知りませんでした...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...それとも博士には矢張男らしい性が闕(か)けてゐるのかも知れない...
森鴎外 「魔睡」
...いっそ石川兵庫介のほうがよっぽど男らしいぞ」六郎兵衛の躯(からだ)がぎくっとちぢみ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...男らしい唇(くち)をきっと結んだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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